物書き生活と道具箱

自分なりのモレスキンノートの使い方を考えてみる(上)

前回は二つの「手帳」について紹介した。何でも着想を書き留めておく「発見の手帳」とアイデア出しのための「ブレスト手帳」。この二つがしばらく私の「アイデアアームズ」になっていくと思う。

で、『モレスキン「伝説のノート』の献本の際にいただいたモレスキンノート(ルールド)をどう使うかという問題が残る。いま使っている「発見の手帳」があと十数ページで終わりを迎えるので、乗り換えをしようかというのが第一案として上がってきた(一人会議)。

しかしながら、まとめて購入したre-collecitonがまだ「在庫あり」の状況である。仮にこの状態で「とりあえず、モレスキンにしてみようか」となって「おぉやっぱりモレスキンだよな~」という風になってしまうと__ほぼそうなる__在庫がさばけなくなってしまう。一冊300円ぐらいなのでまあいいか、という事にはしたくない。

しばらくは「発見の手帳」=「re-collection」で行くことは決めておく。

何が必要か

この段階でいくつかの「候補」が上がってきていた。以下にその候補をあげてみる。

  • 読書ノート
  • 知的生産ノート
  • 豆論文ノート
  • エッセイを書くノート
  • 小説を書くノート
  • 日記
  • 一言集
  • 自助ノート

なんとなくどれも使えそうな気がしてくる。ただ、「エッセイ」や「小説」はいささか無理がある。手書きで書き続けるのはあまりにも”肉体労働”過ぎる。昔は大学ノートとか原稿用紙にこれらを書いていたが、書きたい欲求に手首のタフネスが追いつかない事が大半だった。ノートに書き残しておくと、パラパラと見返すには便利なのだが、これらの要素は頻繁に見返すことなどないだろう。よって却下。

「日記」「一言集」「自助ノート」はほぼ日カズンがその役割を担っている。ちなみに自助ノートというのは自分のモチベーションをあげるための要素が詰まったノートの事である。もちろん私の造語だ。ちなみにこういう言葉は折に触れて目に入った方が良いので、アナログツールにして持ち歩くのが良いと思う。もちろんデジタルでもメールなどでリマインドする方法もある。ちなみに、私のPCデスクの後ろの壁には

<”適切な時”とか”完璧な機会”なんてものはない>

<一か八かの掛けをしないなら、チャンスなど一つもない>

という言葉を印刷した紙が貼ってある。最近はこれに<"正解"を探し始めたら、それは迷いだしている証拠である>という言葉を付け加えようか迷っている。

と、話がずれた。モレスキンの使い方。

残るは、「読書ノート」「知的生産ノート」「豆論文ノート」の3つだ。

読書ノート

「読書ノート」は時期によっていろいろなものを使っている。一時期はB5のノートを使っていたし、その後はA5、今ではほぼ日カズンにそれらを書いている。今カズンに書いているのは読書メモというよりも、読書履歴という感じだ。ちょっとした感想や印象という程度。

引用などはEvernoteにあった方が便利なので、紙に書いてスキャンかテキストベースで残すかの選択になっている。モレスキンに書いても良いのだが、できればラージサイズの方が好ましいように思える。一冊の本から抜き出す量は結構多いのでポケットだとかなりのページ数またぐことになる。これはできれば避けたい。

その他のノート

「知的生産ノート」は自分で書き出しておいて何だが、一体全体どういう中身なのかまったく不明である。知的生産に関する素材を集めるノートであればEvernoteで十分だ。では知的生産の技法に関するノートは、というとシゴタノ!で連載している。いちいちノートの書き付けても意味がない。結果的に知的生産ノートというのは架空の存在で、私的にはウェブ上に存在している、ということになる。これをアナログ化する強い根拠は見つからない。
※私にとってのBlogとは「ノート」的な意味合いが強い。

となると、豆論文ノートが残る。しかし、基本的に「発見の手帳」の中にこの豆論文は収まっている。

結局、「空きスペース」は存在しないということになる。

隙のない生態系

こうして考えてみると、既存のシステムで結構上手く回っているということに気が付く。「ほぼ日カズン」+「re-colleciton」+「Evernote」+「Blog」という4つの要素からなる情報生態系だ。

こうなると、既存のどれかに含まれているものを引き抜いてモレスキンに当てるか、あるいはre-collectionをモレスキンに変えるかの選択肢しかないように思える。例えばカズン書いてある日記や言葉をモレスキンに移行する、あるいは「在庫」を無視してモレスキンに乗り換える。そのどちらか。ただそこに強いメリットは感じない。

唯一「読書ノート」だけは切り離す余地がある。経験的に読書ノートをパラパラめくる事でインスピレーションを得られる事が多々あるからだ。メディアマーカーやEvernoteでも閲覧は可能だが「パラパラめくる」事はできない。あとは利便性とのトレードオフだ。

いくらインスピレーションを得られるからといって、今まで書いた読書ノートを全て持ち歩くことはできない。どこでも仕事ができる環境にしようと思えば、Evernoteの読書ノートタグが付いたノートを探すことで満足するしかない。あるいはこの方向を進めていって、自分の読書メモの電子書籍を作ってしまうのもよいかもしれない。これであれば電子書籍のリーダーを使って読書ノートを「パラパラめくる」事が擬似的に可能になる。

また、話が脱線した。

既存の要素をモレスキンに代用するという事はあきらめる、ということにする。こう決めないと話が前に進まない。ではどうするか。新しい要素を作ればよい。今までの私が日常的に使って(あるいは作って)いなかったものをモレスキンの役割として生み出せばよい。

というところで、そろそろ文字数も限界に近づいてきたので、続きは次回。

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