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ほぼ日手帳の使い方を振り返ってみた(下)

Posted on 2010 年 9 月 29 日2019 年 6 月 23 日 by Rashita
Tag:
  • ほぼ日手帳カズン
  • ,
  • アナログ道具あそび
  • ,
  • 手帳術

すこし日が空いてしまったが、

「ほぼ日手帳の使い方を振り返ってみた(上)」
「ほぼ日手帳の使い方を振り返ってみた(中)」

の続きのエントリー。今回はデイリーページの使い方。

デイリーページ遍歴

カズンのデイリーページはかなりスペースが大きいので、自由度も高く使い勝手もある。その分方向性が決めにくい、という問題も当然あって実はこのページの使い方が一番悩むところだ。特に他のノートを併用している場合はなおさらである。

とりあえず、履歴を振り返ることにする。

年当初

1月2日のページ。

1月2日
1月2日

まず上下にスペースを分けて、上部はさらに左右に分かれている。左上をAスペース。右上をBスペース、下部をCスペースと取り合えず名付けておこう。

基本的にAスペースは「行動記録」である。これはオリジナルを使い始めてから変化していない。かなり大雑把ではあるが、「どこで何をしていたのか」ぐらいは振りかえれるようになっている。赤、青、黒でラインが入っているが「どういう類の行動をしていたのか」の分類である。仕事(重要度高)、仕事(重要度低、睡眠、という超大雑把な区分である。このときはコンビニ勤めだったので、早朝から仕事しているし、寝るのも早い。

Bスペースはその日のメモスペースとして使っている。Cスペースは「発見の手帳」のような使い方である。ちょっとしたアイデアなどが書き留められている。

やや変化

ちょっと変化
ちょっと変化

Aスペースに出金記録が青ペンで書き込まれている。

Cスペースが、ノートのような感じになっていて、ワンテーマでスペースを使い切っている。

読書記録

6月13日のページ。このあたりからカズンの使い方が「ややこしく」なってきている。簡単にいうと混乱し始めている。

読書記録
読書記録

Aスペースには赤字でその日の出金のトータルが書き込まれている。この辺にExcelを使わないのがRashitaクオリティーである。

Bスペースは相変わらず。

Cスペースには「読書記録」が書き込まれている。

読んだ本のタイトル、著者名、読了日が書き込まれ、その下にタスクが書き込まれている。
タスクは読書メモ(レバメモ)を取ったかどうか、メディアマーカーで読了登録したかどうか、書評を書いたかどうか、の3つ。2~3書評を書くつもりなら、その分のタスクを書いておく。

ちなみに著者名からずずっと右の方にずれると、マス目を中途半端に青で塗った部分がある。これは「タスクが完了していませんよ」の印である。全てのタスクにチェックが入ったらこの青のマスも塗りつぶして、「このの本に関してのタスクは終わり」という事を示す事になっている。タスクを探す際は塗りつぶしていない青のマスを探せばよい、という方法だ。
※PoICという情報カードシステムからの転用。

タスクの下には、本当にざらっとした感想。印象に残る部分を抜き書きすることもあるが、普通に感想を書くだけの事が多い。

貼る

全てのCスペースを読書記録に使ってきたわけではない。例えば、

京都ロフトでゲット
京都ロフトでゲット

こんな感じで記念品を貼ったりもしている。
※特に回収されなかったから整理券持って帰ったけど問題なかったのだろうか・・・

つまり、「使い方が明確でない」ということだ。

突飛な使い方

この日に至っては、Bスペース・Cスペースぶち抜きで「引用文」が書き込まれている。混乱の極みだ。

引用文
引用文

一つの役割にノートを一冊

最近特にカズンのデイリーページの使い方が混乱してきているように感じていた。まあ混乱していても特に実務上問題があるわけではないが、何かしら気になっていた。使い始めた年初は「すっきり」使えていたのに、なぜなのだろうか・・・。

そうこう考えている時に、和田哲哉氏の「文房具を楽しく使う」という本を読み直しているとある種のひらめきが得られた。和田氏は本を書く前に自分のノート術を検証し、ノートがうまく使えるようになるコツを次のように結論づけている。

そして「一冊にひとつのプロジェクトをまかせたこと」が良い結果をもたらしたという結論を導き出しました。つまり、仕事であれ趣味であれ、ひとつのテーマについてノート一冊を割り当てたところに、ノートの実力が発揮されるカギがあったと言えます。

この場合の「プロジェクト」というのは役割とか責任に近い意味で使われている。つまり「仕事」「プライベート」「オフ会のリーダー」・・・そういった事だ。そういう自分の中のフェイズ(ペルソナ・ロール)一つに対して、一冊のノートを割り当てる、という考え方だ。

その視点で自分のノート・手帳を振り返ってみるとはっきりした事実に気が付く。カズンがスッキリ使えていた時期と、混乱している時期の境目はあきらかに「ジョブチェンジ」の前後である。

仕事を変えたのが今年の5月。そして、6月くらいからこの「混乱」というか「迷走」が始まっている。

役割を明確化すること

よくよく考えれば、それも当然である。コンビニ時代は「仕事ノート」を持っていた。ノートはその時々で違ったが大体A5のリングノートか、ロルバーンのリングノートを使っていた。そこに仕事に関するメモやToDoを全て書き付けていた。役割に対して一冊が明確に割り当てられていたわけだ。

カズンは、プロジェクトに対して一冊というよりも、それよいも一歩上の視点、つまり「私」という人間の視点でのノート的に使っていた。

例えば、コンビニ店長のロールを背負っている私は、業務内容についていろいろ考えたりはするが、その仕事をこれから続けていくかどうかというメタ的な事は考えない。それは一歩上の視点での考えだ。で、それを受け止めるのがカズン、という役割分担が成立していたわけだ。

しかし、現状その「役割」が非常に不明確になっている。一日のほとんどの時間が仕事時間(作業時間)だし、仕事とプライベートという境目もあまりない。生活者としての私と、物書きとしての私、ブロガーとしての私。そういったものがごちゃごちゃに混ざってしまっている。

つまり、最近私のカズンの使い方が混乱しているのは、手帳の使い方がわからなくなったわけではなく、私の「役割」について自分自身で明確化できてない、という事が原因であろう。

このような状況で、どこに何を書けばいいのか判断することはできない。かといって全ての情報をほぼ日カズンに書くことは不可能である。
※書く量が多すぎるうえに、常に持ち運んだりしないため。

まとめ

原因がわかれば、対処は簡単だ。役割を明確化して、それぞれにノートを割り当てればいい。そしてカズンにはそれらを統合する「私」としての考えや情報を書き込んでいけばいい。

と、書いてはみたがそれほど簡単な事ではない。

現状の私のそれぞれの役割は重なっている部分もあれば、明確に線引きできないものもある。例えばブロガーとしての私と物書きとしての私は共通する部分もあり、まったく違う部分もある。それを無理矢理線引きすることが正しいことなのかどうか、あるいはごっちゃにしてしまうのがよいのかどうか、そのあたりは全く判断が付かない。

まあ、前例が無いのだからそれは当然だ。結局の所探り探りやっていくしかない。

ただ今回のこの振り返りで面白かった事がいくつかある。一つは、手帳の使い方について考えていくと、その先に「自分の役割」について考える事が待っていた事だ。もう一つは「仕事」が変われば、手帳の使い方もまた変化せざるえないという事実だ。

一生同じ会社・同じ立場で仕事し続けていく人ならば問題ないだろうが、変化の多いこの社会では自分で手帳の使い方を模索できないと、なかなかしんどいのではないかと思う。

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