7-本の紹介

無趣味のススメを読んだ!

村上龍氏のエッセイである。しかし最近はほとんど小説を書いていないんじゃないか、という気がする小説家である。まあ力のある大作を書いているのだと信じたいところだ。

村上龍のエッセイというと「すべての男は消耗品である」が有名だが、エッセンスはそれに近いこの作品である。

タイトルは無趣味のススメであるが、前編を通していかに無趣味が良いかというのを説いている本ではもちろんない。

一つのくくりで6ページ。タイトルで1ページ使っているので内容は5ページ。しかも上下のマージンがかなり広く取ってある。正直もっと薄くできるだろうし、わざわざハードカバーで発売する必要あるのかという気がしないでもない。それでもついつい買ってしまうのが私の悪いところであり、作家村上龍が持つ力とも言えるかも知れない。

村上龍という作家が持つ視点で、日本社会を眺め、そしてビジネスマンへのアドバイスとぽつぽつと書いているそんなエッセイだ。
書いている内容自体大きく尖っているということはない。しかし語られる文体が力強く、我々も何かしなければいけない、という気持ちになってくる。

今の社会において「いかに生きるべきか」というのはとても大きく複雑な問題だ。すくなくとも万人向けに示せるものなど無いに等しいだろう。個人が自分のベースを意識して将来を必至に構築していく中で、結晶の様に自分の中に残る物。それがいかに生きるべきかという指針になっていくのだと思う。

そう言った意味で、作家村上龍が何を考え何を思いどのような行動を取っているのかというのを知るのは一つの参考になるかもしれない。

作家という職業は組織の中で生きるサラリーマンとはかなりかけ離れた生活を送っているだろう。しかし今後誰かに必要とされるスキルを持つサラリーマン→ビジネスマンはそういった生き方も参考出来るぐらい組織に縛られない力とポジションを持ちうるのかも知れない。

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