「30歳の誕生日=その人の人生」仮説

「30歳の誕生日に何をしているかでその人の人生がきまる」

これは糸井重里さんのセリフです。(出典:『海馬』)

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「30歳になるんだ」という自分の思いは強いし、その日に何かをしようと思えば、ある程度は意識的に選べるようにもなるし。さらにまた社会的なポジションも持っているからその日は会社ではたらいていたりして、選べない要素も持っている。ちょうど折衷案みたいな一日を送るんですね。

確かに30歳という年齢は、ある程度の「節目」を意識せざるえません。学生生活を終え、社会に出てそれなりの経験も積んできた。「ぼちぼち大人にならないとな」と思う季節頃であり、それと共に、「自分の適性」というものがおぼろげにでもつかみ始める事ができる、そんな年齢が30歳というような気もします。

「これからの俺は」みたいな思う大事な日だけど、周りの人は周りの人で考えていることもあるから、誕生日の姿は「ちょうどこんなところだな」という位置に落ち着く。それは何か、一生に似ているような気がしてて。

こんな思いから、糸井さんは「30歳の誕生日=その人の人生」仮説をたてておられるのでしょう。

着地点=出発点

確かに、若くしてその才覚を発揮された方は別として、30歳ぐらいで「転機」を迎える人も多いと思います。かくいう私も30歳で仕事を変えました。同じ仕事でもより大きな仕事を任されるようになったり、あるいは今の仕事を続けていくのかどうか悩んだり、そういった心の振幅が大きくなりやすい時節なのかもしれません。

それは、ある意味で描いていた「理想」と、等身大の「自分」との差分を確かめるという事でもあります。あるいはようやくゲームのルールと手持ちのカードが把握できた状況と言えるかもしれません。

どちらにせよ、いろいろなしがらみを踏まえた上で、人生の舵取りをしなければならない事は確かです。

まい・ばーすでい

さて、「私の30歳の誕生日はどうだったかな」と「ほぼ日手帳カズン」をめくってみました。

5月30日。日曜日。150日目。満月にほど近い日。旧暦は4月17日。朝からBlogを更新。

前日友人を招いての夕食会。そのまま止まっていった友人と朝から出かける。夕方には帰宅。せっせとお風呂を掃除したらしい。誕生日プレゼントにもらった大量のヱビスビールににんまりしている。でもって、「おめでとうございます」のリプライも大量にいただく。

「ギフトノートを作る」と書いてある。たぶんもらった物を記録しておきたいという思いだろう。それはEvernoteで実現されることになる。自分の贈った物、頂いた物を写真で取ってEvernoteに送信。あとは「贈り物」のタグを付けておく。ノートブックは[lifelog]。

その下には「タスク平等主義について」とある。一体何なんだろうか。その下に小さく「ダブルループ」と書いてある。これもまた不明だ。一体何を意図して私がこの言葉を書いたのかは今になっては再現不可能だ。こういうのはある程度文章化しておかないとすぐに忘れてしまう。

ただこの言葉が言わんとすることはおおよそ推測がつく。要するにタスクの「重み付け」が必要なのではないか、という事だろう。つまり「重要度」「やりたい気持ち」「かかる時間」といった要素をまったく無視して、無機質なToDoリストに突っ込んでいくやり方に疑問を提示したのだと思う。今考えてみるとこれには二つのアプローチが考えられ・・・という風に、過去の私が考えたことを、もう一度今の自分の頭で考えてみるのも面白い。

「ハーバード白熱講義」の第九回を見ていたようだ。この辺はリコレクションを見ればだいたいメモ書きが残ってあるはずだ。というわけで日付を頼りにリコレクションをあさる。どうもその回は「アファーマティブアクション」「レガシーアドミッション」「最高のフルートは誰の手に」といったテーマであったらしい。メモを読み返すと大まかな内容がよみがえってくる。

さいごに

総じて振り返ってみても、ごく平凡な一日だった。ということは、まあこれからのごく平凡な人生を送っていくのだろう。まあそういうのも悪くないなと思う。「理想の一日」や「最高の一日」では無かったかもしれないが、自分自身は納得できる一日だったように思う。

書いて、考えて、遊んで、つながって、書いて、読んで、・・・あとビールを飲んで。

なんだかんだといって、結局の所「思考が現実化」しているだけなんだろうな、と思う。良きにせよ悪きにせよ。

さて、皆さんの「30歳の誕生日」はいったいどんな感じだったのでしょうか。まだ30歳になっておられない方は、どのような誕生日を迎えたいと考えておられるでしょうか。

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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