6-エッセイ

ぼちぼち2010年についてまとめておくよ(主に仕事編)

inspired by 「ぼちぼち、2009年についてまとめておくか。(来年の目標もあるよ)

いよいよ年末も差し迫っているということで、今年一年を振り返ってみようかなと思います。こういう時にするのが、まず去年の振り返りを読み返すこと。

ブログや手帳を見返してみると、去年も変化の大きな一年だなと感じていた事が見て取れますが、今年の方がさらに大きな波だったように思います。とりあえずは、去年のエントリーに書いた「来年やってみたいこと」をピックアップしてみましょう。

去年の「来年やってみたいこと」

・Evernoteをとことん使い込んでいきたい。
すごく使い込んでいます。というかすでに日常生活に溶け込んでいます。

・勉強会的なもの
自分主催の勉強会的なものはできてませんが、他の人が主催するセミナーやら勉強会に顔を出させていただく機会が得られました。

・文章とそれににまつわる仕事

Blogとシゴタノ!以外の連載先は増えていませんが、自分でメルマガを始めました。電子書籍は一冊も作れず。あと、本の出版。

仕事の変移

今年一番の変化はやはり仕事を変えたことでしょう。業界も職種もまったく違う場所に来ました。仕事の変化は、日常生活の過ごし方、仕事のスタイル、時間の使い方の変化も引き起こします。

今年の5月以降は、その変化にどう対応するのかの試行錯誤の日々でした。特に「タスク管理」については、大幅な改築が必要であったことは否めません。仕事の裁量をほぼ100%自分で決められるという環境下では、タスクを管理することよりもモチベーションをどう維持していくのかという事の方が大切な気がします。あるいはアテンションコントロール。

まだ、「これでよし!」というスタイルは見つかっていないので、来年もそのあたりの模索は続きます。

視線の変化、あるいは徹底的なトレーニング

仕事の環境が変わっただけではなく、視線も変わりました。

今までは「売る側」にずっといたわけですが、これからは「つくる側」として仕事をしていくことになります。ブロガーというのは、この「売る側」と「つくる側」が同居している存在ですが、本の著者というのは基本的に「つくる側」です。もちろん「売る側」の要素が必要無いというのではなく、あくまでメインフレームをどこに置くのか、という事です。

小さい小売店であっても、マーケティングやコピーライト的な仕事はたんまりあります。そういう事を10年以上続けてきていたので、「いかにすれば売れるか」というのは感覚的にある程度理解できます。たぶんSEとかプログラマ的な方が多いこの界隈では、ちょっと異色的な存在ではないかなと個人的には思っています。

で、私自身これからしばらくの間はこの「いかにすれば売れるか」についてはしばらく横に置いておきたいと考えています。この「いかにすれば売れるか」という分野も大変面白いので、置いておくのは残念な気もします。あるいは、物書きレベル1の私みたいな人間でも、「いかにすれば売れるか」を極めていけば、売れる物が作れるのかもしれません。でも、それってちょっと違うよな、と個人的には思います。

ドラッカーは『プロフェッショナルの条件』で「新しい仕事で成果をあげるには何をしなければならないか」を自問する事の重要性を説いています。この問いに答えるためにはまず自らの仕事の「成果」について考えなければいけません。そしてそれを実現する上で必要な事に集中していくわけです。

新しい任務で成功するうえで必要なことは、卓越した知識や卓越した才能ではない。それは、新しい任務が要求するもの、新しい挑戦、仕事、課題において重要なことに集中することである。

では、今の自分における「成果」とは一体何なのか。答えるのは難しいですが、「一冊でも多く本を売ること」ではない事ははっきりしています。

やや傲慢に聞こえるかもしれませんが、読書した時間を「そこそこ満足させておわり」というだけのコンテンツは私の目標にはありません。読んだ人の「行動、物の見方、生き方」のどれかを1ミリぐらいは動かせる力を持ったコンテンツを作り出せること。これが私の目標でもあり、自分が自分に期待する成果でもあります。

でもって、そんな力を持ったコンテンツが作り出せるほどのレベルで無い事は重々承知しています。なので、しばらくの間は「いかにすれば売れるか」の要素はできるだけ押さえ込んで、良いコンテンツを作り出すために「何をどう書けばよいのか」に集中したいと考えています。

先ほども書きましたが、「いかにすれば売れるか」という要素が著者にまったく必要無いわけではありません。むしろ今後電子書籍の出版などで自分でマーケティングを実施しなければならない場面も多く出てくるでしょう。ただ、私は赤魔導師的に話を進めたくないだけです。あることをやるときは、そのことに集中したいだけです。

もちろん、すぐに結果が出るとは考えていません。「いかにすれば売れるか」の感覚を身につけるのに10年程度かかったことを考えれば、同じぐらいの年月がかかると考えておいて間違いないでしょう。今年で30歳なので、40歳ぐらいまでに自分の納得いくレベルにたどり着けていればいいかな、という感覚です。その時は「いかにすれば売れるか」と「力のあるコンテンツ」を両方使って、ハイブリットな活動ができる事だと思います。

さいごに

今年はTwitterを介した、人とのつながりもかなり大きくなったのでその辺についても書きたかったのですが、今回は割愛。Twitterの生産性低下の話なんかがありますが、ソーシャルなつながりによって生まれる新しい関係は、時給換算で計算できるものではないと思います。

というわけで、ショートバージョンの今年の振り返り(主に仕事編)でした。

時間がないという方も、無理矢理でもスケジューリングして自分と向き合う時間を持つ事は大変有効です。成長への手がかりは、その向き合いの中でしか生まれてきません。大きなモチベーションを得るためでも、小さな変化の手がかりを掴むためでも、レビューというのは欠かせない存在です。

今年、あと何時間ありますか。どっかに突っ込める時間はないでしょうか?

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