脱線事故から一ヶ月が経過した。
いまだに宝塚線は不通だが、一時期のJR西日本の駅員への嫌がらせは一段落したようなきがする。
今日も天王寺の駅で警備員が暇そうに歩いていた。
こうやって、少しずつわれわれの記憶は風化していく。
一時的に盛り上げられ、大きく報道され、そして次の話題が出てくれば・・・。
公共の交通機関であるJR。特にあの銀と青のラインの電車は私の住んでいる町でも見かける。
私はこの事故を忘れることができるのだろうか。
それとも記憶し続けることができるのだろうか。
何をすべきで、何をすべきでないのか。
死者はただ死に続けるだけ。
生きている人間は、ただ記憶し続けるだけ。それしかできない。