0-知的生産の技術

2009年12月27日の自分を添削してみる

少し前、こういうつぶやきを流した。

メディアマーカーのバインダーには「・2009/12/7(水) この書評を見て購入。」とある。自分の書評を見て購入してもらえるのは書評冥利につきるわけだが、そのエントリーを読み返してみて、あまりの文章力不足に唖然とさせられた。
※「書評 ナポレオン・ヒルの哲学を読み解く52章(カレン・マクレディ)

今だって、たいした文章が紡げるわけではないが、さすがにこのレベルではない。

添削作業

例えば、次の文章。

特徴的なのは、ただトピックスを紹介するだけでなく、各章の最後に”IDEA FOR YOU”と名付けられたコラムがある。

日本語として、ちょっとおかしい。文章の構造だけを見れば「特徴的なのは、〜コラムがある」となっている。自然な日本語にするならば、

特徴的なのは、ただトピックスを紹介するだけでなく、各章の最後に”IDEA FOR YOU”と名付けられたコラムがあることだ。

この文章でもやや引っかかる。リテイクすれば

特徴的なのは、ただトピックスを紹介するだけでは終わっていないところだ。各章の最後に”IDEA FOR YOU”と名付けられたコラムがあり、それが読者への問いかけになっている。この辺から「読んだだけでは終わらせないぞ」という著者の思いが伝わってくるようでもある。

同じような本としては、「ライブハックス!」〜

というアレンジもできる。

添削作業2

また、次の文章も酷い。

私は最近よく思うのだが、こういった自己啓発的なビジネス書は単にトピックスだけ羅列するのではなく、読者が有効にその本を活用できるような仕掛けを行うべきだと感じる。

これも文の頭と結びが一致していない。あと「最近よく思う」という言い回しもリズムが良くない。例えば、

私が最近よく感じるのは、こういった自己啓発的なビジネス書は単にトピックスだけ羅列するのではなく、読者が有効にその本を活用できるような仕掛けを行うべきではないだろか、ということだ。

あるいは

このような自己啓発本は、単純にトピックスを並べていくのではなく、何らかの仕掛けで読者が本当の意味で活用できるように「仕組む」べきではないだろうか。それが参考書としてのビジネス書から問題集としてのビジネスへの発展になるだろう。いくら参考書を読んでも、手を動かし問題を解かないかぎりは実力にはならない。そして実力にならないことをいくら積み重ねても意味はない。

これからは、読むだけだけのビジネス書から自身の頭や手を使って考えるビジネス書2.0への転換が必要になってくるのではないだろうか。

というような書きかえも可能だ。

さいごに

このエントリーで言いたいことは二つある。

一つは、文章力が無くてもBlogなんて全然書いていけるということ。もちろん無いよりはあった方がいい。しかし、もっと重要なのは「書きたい何かがあるかどうか」の方だろう。稚拙な英語でも一生懸命話せば、内容が伝わるように、文章力がそんなに無くてもBlogというのは成立する。

もう一つは、続けていけば文章力は向上するということ。場数が増えること、言葉に敏感になること、読む力が向上すること、・・・いくらでも効能は上げられる。文章力のほとんどは技術の問題で、数をこなせば上達する。というか、数をこなさないと上達しない。

そんなわけで、文章力に不安を持っている人ほどBlogを書き始めたらよいと思う。

▼こんな一冊も:

ナポレオン・ヒルの哲学を読み解く52章
ナポレオン・ヒルの哲学を読み解く52章 カレン・マクレディ 藤沢 将雄

日本実業出版社 2009-07-22
売り上げランキング : 119762

Amazonで詳しく見る by G-Tools

成果を5倍にする ライブハックス! (ゴマ文庫)
成果を5倍にする ライブハックス! (ゴマ文庫) 大橋悦夫

ゴマブックス 2009-03-02
売り上げランキング : 133568

Amazonで詳しく見る by G-Tools

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です