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無印のドット方眼ノート あるいはDTL(ver.2)について

Posted on 2011 年 4 月 27 日2019 年 6 月 23 日 by Rashita
Tag:
  • アナログ道具あそび

昨日はロディアのdotPadを紹介したので、その関連で「ドット方眼」のノートを紹介。合わせてリングノートの運用法なんかもちらっと書いてみます。

ダブルリングノート

メーカーは「無印良品」。商品名は「ダブルリングノート・ドット方眼」で、A5サイズ70枚のリングノートです。

裏面

これで420円。高いか安いかは判断が分かれそうです。作り自体はしっかりとしていますし、ゴム留も付いているのでリングノートとしての使い勝手は上々です。

このノートに注目したのは「ドット方眼」の存在です。その辺については前回のエントリーでも触れましたので割愛します。

当初はマインドマップ用

当初は、このノートを「マインドマップ」用のノートに使おうと思っていました。きっかけはほぼ日手帳に書き出した「デイリーマインドマップ」。どうせやるなら、すこしは上達したいと思い、だったら場数踏むしかないよな、ということで、練習用に買ったノートがこれです。
※デイリーマインドマップについては「デイリーマインドマップを始めてみた」

デイリーマインドマップは自分の中での心理的障壁を減らすために、モノクロでイラストも使わないようにしていましたが、こちらはサイズは小さいものの、できるだけカラーでセントラルにイメージを置くようにしています。
※このマップはしばらくFacebookにアップしていました。
マインドマップ

しかし、使い始めてみると「マインドマップ」以外にも使いたくなってくるというのがノーター(ノート好きな人)のサガです。

ちょうどその時「スライド手帳」という一風変わった発想の手帳を見かけて、思いついたのが次の手法。
※スライド手帳については「「スライド手帳」を調べてみた」

一日分のリストと一週間分の状況

私は、「その日やるだけのタスク」を一枚の紙にまとめて書き出すという手法を好んでいます。

朝一にそれを行い、日中はそれを参照しながら進めて行くわけです。その紙に書き出したものは「デイリータスクリスト」(以下DTL)と勝手に名付けています。DTLは、「一枚の紙」にまとめられているというのがポイントで、そのことによって「一日を俯瞰できる」という特徴が生まれます。このあたりの感覚は「タスクシュート」と似たようなものでしょう。

これを「紙」でやるのか「デジタル」でやるのかには、それぞれメリット・デメリットがあるので一概に「これがベスト」とは断言できません。私は「紙」を使うことが多いですが、「デジタルツール」でも全然OKです。

このDTLは「一日を俯瞰できる」特徴がある反面、「一日しか俯瞰できない」というデメリットもあります。プラス面は、そのままマイナス面にもなるわけです。一日だけしか俯瞰できないということは、全体の進行がどうなっているのかが把握できないということです。進捗状況が分かりにくいということですね。

GTDではそれを週次レビューで補っているわけですが、逆に言えば週に一回レビューをする必要性がそこにはあるということです。つまり、単純に一日だけに注目していると、見失ってしまうものがあるわけです。

私の場合は、仕事のスパンを「一日」と「一週間」で捉えています。ということは、「一週間」と「一日」単位の状況の確認ができれば、短期レベルでは特に問題ないということになります。つまりDTLに加えて一週間分のビューを確保できれば良いわけです。

「一週間ビュー」と「本日」ビュー

ということを踏まえてもらって、ノートの使い方です。

「今週」と「今日」
左側が「一週間」ビューで、右側が「本日」ビューです。

一週間に一度、左のページにその週に進めるべきものをピックアップしていきます。繰り返し的なものは付箋で管理します。
一週間
右側はその日の朝に書き出します。無印のチェックリスト付箋でマストなタスクをピックアップ。あとは適当にやるべきことをちょいちょい記入します。
今日
一日が終われば、右側のDTLを参照しながら、「一週間分」ビューの進捗状況に変更を加えて、右側のページをちぎり取ります。

すると、また右側には新品の「本日」ページが登場し、明日の登場を待ち構える、というわけです。この方法で、常に「一週間」+「本日」の俯瞰状況が保たれます。

過去はどこに?

ちぎり取った紙は、当然のようにスキャンしてEvernoteへ。「業務日誌」というノートブックに放り込まれています。過去データを参照したければそこをチェックしていきます。

リングノートに付いた状態であろうが、Evernoteにスキャンされていようが、どちらにせよ時系列を逆に辿るという点では共通です。そういう意味では違和感はありません。

普通のノートはまっさらなページを境にして、それより前が「過去」、それより後が「未来」という時間分けになりますが、この手法だと「今」が常にトップに来て、それより「未来」しか存在しないことになります。「過去」は全てEvernoteの中です。

このやり方だとノート単体でシステムが完結しないというデメリットがありますが、その分ノートを乗り換えても過去のデータにアクセス出来るというメリットが生まれます。どちらが良いかは、好みレベルの問題かもしれませんし、あるいは数年間のログが蓄積するとはっきり見えてくるものなのかもしれません。

次の日ページというリマインダ

ちなみに、「本日」のページをめくった先は、簡単に「次の日ページ」が準備されています
次の日。

チェックリスト付箋と、注意点やクレドを書いた付箋を貼り付けてあります。この「注意点付箋」は、本日分がちぎられてこのページが表に出てきたときに、さらに次のページに移動することになります。機能的にはリマインダーの役割ですね。

この「注意点付箋」は最新ページになる度に必ず目に入ります。また付箋を貼ったままだと記入できませんので、必然的に次のページに移動させるという動作が発生します。特に意識しなくてもリマインダーが翌日に発生するというのも特徴かもしれません。

さいごに

アナログノートの使い方ですが、デジタルと融合することで今までになかった運用方法というのもいろいろ考えられると思います。

もう一点言えることは、デジタルツールでもアナログツールでも注意すべき点は似通っているということです。

「リマインダー」という機能はデジタルが得意と思われがちですが、シチュエーションによっては付箋一つでも十分に「思い出させる」機能を持たせることができます。高機能なデジタルのリマインダを使っても、それに目を通さなければ意味を持ちません。

それぞれのツールの特徴を踏まえ、自分の使う環境を想定し、メリットを最大化させる、あるいは自分が一番楽しめる方法でやっていくのが一番だと思います。

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1 thought on “無印のドット方眼ノート あるいはDTL(ver.2)について”

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