郵政法案:小泉首相、低姿勢でも解散カード手放さず 参院(毎日)
国会の会期末まで残り1カ月となった13日、参院でも郵政民営化関連法案の審議が始まった。「薄氷の衆院通過」を受け、自民党から「答弁を丁寧に」「謙虚な姿勢で」と注文をつけられた小泉純一郎首相は、役人の用意した答弁原稿を棒読みする形で「低姿勢」を演じ続けた。しかし、衆院解散の是非については「内閣が決断する」として、介入を寄せ付けようとしなかった。
もはや、すでに法律の内容がどうのこうの、ということよりも純粋に票読みの段階に入ってきている。修正だろうがなんだろうがとりあえず小泉首相は力技で押し切ろうとするだろう。
が、ここにきてかなり弱気になってきている。衆院での強気な態度があまり見えないのは、はやり5表差の決着というのが響いているのだろうか。
まだもし、総理が強気で出てくるなら法案も通る確率はあるな、と思っていたが、態度の変化によって逆に通らないのではないかというような気もしてくる。
法案が通れば、あとは靖国参拝で華々しく、という結果もあるだろうが、このままの雲行きだと、どうかなという気がしてくる。
衆院の造反者に対してもこれといった対処は行なわれないようだし、どうも守りに入っている感じがしてくる。
麻雀でも何でもそうだが、極端に守りに入った瞬間、もはや気持ちで負けている。
「中身は同だっていいからとりあえず形だけでも通しておけ」というのでは、法案に賛成している人間すら失いかねない。
衆院を通った段階では8:2くらいで参院も通るかなと思っていたが、このままの流れが続いていくならば5:5あるいは4:6くらいにひっくり返る可能性もある。
とりあえず、通すならさっさと、通さない場合でもちゃっと決着をつけて、本来議論されるべき事に時間と金を使って欲しいものである。
郵政の問題も、民営化かどうかということが本来の論点ではなく、莫大な郵貯・簡保をどのように処理していくか、という点が本来議論されていなければならないはずである。
そういう本論からずれたところで、政局の争いが起こっている現在の国会は無駄、であり無意味であり、消耗であり、国民の政治意欲を勢いよくそいでいくものであるから、そうそうに何とかして欲しいものだ。
解散総選挙が行なわれたら、誰が次期総理にたつのか、それがなかなか楽しみだ。
亀○?、ハッハッハ。・・・。