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中国人民元切り上げ

中国、人民元切り上げ 通貨バスケット制も採用

中国人民銀行(中央銀行)は21日、米ドルに1ドル=8.2765元程度で事実上固定されてきた人民元相場を切り上げることを決定、即日実施すると発表した。新たな相場は1ドル=8.11元で、実質的に約2%の切り上げ。ドルだけでなく、ユーロや日本円なども含めた複数の通貨対象に相場を連動させる通貨バスケット方式も採用した。

特にこのブログは経済分析を目的としているわけではないので、まあ深くは立ち入らない。言葉の説明プラスアルファという感じの記事の方向で。

通貨の切り上げというのは、その国の通貨の価値をあげるということ。
たとえば、1ドル100円から1ドル90円になったら、10円分円の価値が上がった、ということである(ドル安・円高)

通貨が変動するファクターは様々だが、基本的に経済力があれば、通貨は高くなるし、その逆も然りである。あくまで基本的に。

そういう意味合いで、中国の通貨は経済状況に比べ割安感があったし、またそれがある種固定相場となっていたという現状もある。
あくまで自国の内部では特に問題になることはないのだが、他の中国と輸出入の関係を持っている国にとっては、通貨の価値というのは結構大きな意味合いを持つ。

今まででも、中国の元が相対的に安いことにより、中国製品は輸出競争において結構有利な立場であったという認識が共通としてある。発言力を持つ国は、それをちょっとやめてくださいな、と圧力をかけていたのが、つい最近までの現状である。

(通貨の切り上げのタイミングについては政治的な意図が大半であろうから、今回はかるーくスルーする。)

中国側としては、通貨の価値が上がってしまうことで、先ほどの輸出の際におけるメリットが減少し、国内業に影響がでるという懸念があるので、あまり通貨を上げたくない、という思惑はある。

中国の通貨は
・相対的に安い
・その相場が事実上固定されている
という二つの問題があり、今回はとりあえず2%切り上げを行なうことで、他国からのプレッシャーに対抗いく、ということなのであろう。

大体、経済関係の人の話を利いていても、2%は少なすぎるという意見がほとんどである。実質的な影響を最低限に抑え、国際的に反論する材料だけは作っておくということなのであろう。
が、2%は少なすぎるという意見と共に、おそらくこれだけでは済まないだろうという読みもほとんど大半である。いずれ時期を見て、5%くらいまではあげてくるのではないか、すると・・・。

少なくとも今輸出でその糧を得ている企業や農家は徐々に厳しくなっていることは予想される、そしてそのことを市場がどう判断し、外貨がどう動くのかがポイントである。

あと、それに加えて、この段階的な切り上げが、中国政府の管理(意図の発現)で行なわれるのか、それともなし崩し的にあがっていくのか、ということも注目していきたいところである。急激な元の切り上げは、党内部の求心力を現在よりも弱める可能性があるし、極端な二極化をはしる中国の「ゆがみ」を吸収できなくなってしまう可能性もある。
ということは、新しい政治の体制が・・・というのはあまり突っ込まないほうがよいかもしれない。

ちなみに、リンク元の記事のほうでも説明してあるが、「通貨バスケット制度」というのは、自国の通貨の価値を直接的に他国の通貨とリンクさせるのではなく、自国と関係がある通貨をひょいひょいとバスケット(カゴ)のなかにいれ、カゴの中をチアチラみながら、自国の通貨の価値を決めるというものである。もちろん同じカゴに入っているからといって、全ての通貨が等しい重さを持つわけではなく、おそらくドルがメインで、ユーロと円が少しずつ影響してくるという読みがほとんどの予想である。

ちなみに(その2)、若い人のために蛇足的な説明だが、中国人民元の紙幣に書かれている人物は「毛沢東」という人物である。どのような人物であるかは、・・・。まあ自分で調べて欲しい。

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