Evernote企画6th:第二回:ノートの見た目にこだわる

Evernote企画6thエントリー:
第一回:アップデートで追加された機能の確認


大量の情報が流れ込んでくるEvernoteでは、ノートの作成において「省力化」が強く求められる傾向にあります。できるだけ手前を少なく、なるべく自動化処理で、といった具合です。これは「作成」以外のステップ、例えばノートやノートブックの整理においても同様のことが言えるでしょう。

私自身も日常的な作成・整理にはなるべく時間をかけ過ぎないように心掛けています。

でも、本当にそれだけで良いのでしょうか。

ノートの役割

様々な情報をEvernoteに取り込んでいると、ノートにもいくつかの性質があることが見えてきます。

大抵のノートは「検索して見つけられればOK」というもの。アナログのノートのようにパラパラと見返すのではなくて、キーワードやタグを使って、過去のデータを引っ張りあげるような使い方のノートはどんどん放り込んでいくだけでOKです。

しかしながら、Evernoteを「ノート」的に捉えると、それだけではやや「物足りない」感じがしてきます。

第一回で紹介した「ツイエバ」というサービスで作られたノートを見れば明らかですが、ノートの見た目によって「見返そう」という気持ちの量に影響が出てきてしまうものです。

こう考えると、検索でひっぱるのではなく、「見返したいノート」に関しては、見た目や見栄えといったものも考慮にいれる必要があるのではないでしょうか。

スキャンする用紙

以前「スキャンと相性良さげなRHODIAのdotPadを購入した」というエントリーで紹介した、ロディアの「ドットパッド」というノート__ビックサイズの切り取りメモ__があります。これだけに限ったことではありませんが、「取り込んだときの見栄え」というのは、その用紙に大きく影響されます。

サンプルに4つの「手書きノート」をスキャンしたものをご覧ください。
screenshot
右上の普通方眼は多少見にくいですね。左上のドットパットは随分スッキリした印象があります。左下のクリーム色+カラーも目に止まりやすいですし、右下の太めのマジック+色つき付箋も印象は強めです。

スキャンして取り込む事が前提になっている場合は、このように取り込んだあとどんな「見栄え」になるのかというのは、考慮に入れたいところです。

特に、「アイデアノート」のように、ぱらぱらと見返す__つまりサムネイルをスクロールで眺める__ような時には、この「目に止まりやすさ」というのは大きなファクターになってきます。

「ん?」と、ちょっとクリックしてみる気持ちになりやすい方が、再読する可能性はあがるでしょう。

Twitterのつぶやき

上とまったく同じような考え方ですが、自分のツイッターのつぶやきでも自動的に取り込まれるものと、後で見返したいと考えているものは、多少違った形式で取り込んでいます。

例えば、こんな感じ。
screenshot1
自分のつぶやきのログは「ツイエバ」で取り込み、「Lifelog」というノートブックに、「Twitter」というタグを付けて保存してあります。これは、「その日」を振り返るというのが役割です。

そのつぶやきの中でも「今日の一言」は、その日自分が考えたこと、感じていることを言葉にした、「ちょっと特別な」つぶやきになっています。ポモドーロテクニックで「デイリーマインドマップ」という一日の振り返りを描くマインドマップがありますが、感覚的にはそれに近い印象です。

この「今日の一言」は意識的に見返したいので、「引用・名言」という特別なノートブックに取り込んでいます。

これも「検索して見つけ出す」というのではなく、たまにぱらぱらと見返すというのが目的なので、「見た目」が良いように「つぶやき」そのままの形式で取り込んでいます。
※画面キャプチャーをしている。

もし単にテキストが並んでいるだけだと、見返すテンションはそれほどあがらないはずです。

テンプレの第一歩

さらに、最近では「テンプレ」形式のノート作りにもいそしんでいます。

発端となったのは、「コーネル大学式ノートを Evernote で使ってみる」のエントリー。2010年のエントリーなんですが、これを読んでから「面白いことができそうだな」とずっと感じたまま、放置していました。

http://blog.trequartista.org/dl/cornell-note-for-evernote.html

上のリンクをブラウザで開いて、それをEvernoteにクリップ。すると、きれいなコーネル式ノートのテンプレが出来上がります。必要に応じて、それをコピーすればいくらでも使い回せますね。普通のEvernote上のエディタからテーブルを作っても、見栄えはとてもしょぼしょぼで「あえて使おう」という気持ちにはなかなかなりません。
※実際作ってみるとよくわかります。

最近追加された、ノートのコピーとノートリンク機能によって「エディタ」としてのEvernoteについてもうちょっと考える必要があるのではないかと、感じています。もちろん、直接的にはいじれないので、ちょっと「手を加える」必要はあります。

が、この「ちょっと手を加える」がなかなかやっかいです。HTML+CSSの知識が必要という以上に、作るのにかなりの手間がかかるのです。が、やってみるとなかなか見た良いノートが出来てきます。

この辺の詳しい話は「テンプレ」の回で書いてみますが、たとえば次のようなカラーを入れた表をEvernote上で扱うこともできます。

screenshot2

さいごに

今回はノートの「見た目」についてのいろいろを書いてみました。

もちろん、全てのノートに関してこういうことをしなければならない、というわけではありません。検索して見つかればよいというタイプのノートと、後から見返したいなというノートは違った扱いをした方が良いのではないか、という一つの提案です。

アナログノートでも、適当に書き付けていくものもあれば、情報を整理して清書したものや、あるいは特別な思い入れを持って丁寧に書くノートもあるでしょう。

単純に省力化を目指すばかりではなく、目的に応じた使い分けというのも必要ではないでしょうか。

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