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「どうでもいいような話」

村上春樹さんのエッセイ集『おおきなかぶ、むずかしいアボガド』の中に、「エッセイはむずかしい」というエッセイがある。なかなかメタなテーマだ。

おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2
おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2 村上 春樹 大橋 歩 画

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その中で、春樹さんがエッセイを書く際しての原則が紹介されている。

ざくっとまとめると

  • 人の悪口を具体的に書かないこと
  • 言いわけや自慢をなるべく書かないようにすること
  • 時事的な話題は避けること

の3つだ。

よくよく眺めれば、これはブログの書き方にも通じる。というか、このブログはだいたいこんな感じで運営されている。

もちろん、これは絶対的なルールというわけではない。ただ、こうしておくと面倒が少ないということは確かだ。

しかし、春樹さんはこう続けている。

しかしこの三つの条件をクリアして連載エッセイを書こうとすると、結果的に話題はかなり限定されてくる。要するに「どうでもいいような話」に限りなく近づいていくわけだ。

確かにそうだ。ブログだと技術的な話やレビューなんかも入れることができるが、そういう要素を抜いてしまえば、「どうでもいいような話」が多くなる。これはもう避けようのない事態だ。

でもまあ、世の中の大半は「どうでもいいような話」で出来ているわけだから、ブログ記事もそうであっていいんじゃないか、と開き直りたくなる気持ちもある。

で、一度開き直ってしまうと、心は晴れやかな気持ちに包まれる。認識の城を取り囲んでいた「かくあるべし」の壁が崩れ落ち、見渡す限り一面の「まあなんだっていいよな」の空が広がる。非常に快適だ。

もちろん、そんなこと言いながらもいろいろ考えてエントリー書くことはある。でも、この記事みたいに一面「どうでもいいような話」の時もある。まあ、それでいいんじゃないか、と個人的には考えている。

少なくとも、堅苦しく考えすぎて身動きが取れないよりは随分とマシだろう。

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