横書き原稿を縦書きにしてiPadで確認する

横書きで入力したテキストも、縦書きに直すと少し雰囲気が変わります。日常的に横書きエディタを使っているので、本を書く場合はその「横」と「縦」の表示の差をチェックする必要があります。

(最近知ったんですが)Lion(MacOS)の標準エディタである「テキストエディット」で縦書きスタイルが使えるようになっていたので、横書き原稿から縦書きスタイルへの「変換」とその原稿のチェックについて書いておきます。

大きな流れは、

  1. いつものエディタで文章を書く
  2. 縦書きエディタにコピペ
  3. PDF化
  4. iPadでチェック

という感じ。

準備

何でもいいのでおなじみのテキストエディタで文章を書きます。

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※あくまでサンプルです。

書き終わったら「テキストエディット」を立ち上げて「縦書きモード」にします。
※メニューの「フォーマット」→「レイアウトを縦向きにする」

後は元のエディタで書いた文章をそこにコピペすれば縦書き表記に変換できます。ちなみに、本の一章分のテキストをコピペするとちょっと動作が重かったです。

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ちなみに同じことは「iText Express」というテキストエディタでも可能です。こちらも無料(AppStoreで見つかります)。

「iText Express」の場合は、メニューの「書式」→「縦書きにする」で縦書きスタイルになります。こちらは一章分のテキストでも全然へっちゃらでした。

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とりあえずどっちでもOKです。「テキストエディット」の場合は、いちいちアプリをダウンロードしなくてもOKぐらいのメリットがあります。エディタとしては「iText Express」の方がいろいろ高機能です。

PDF

縦書きのテキストファイルをPDF化しましょう。

もちろん、テキストエディタで読み返しても良いのですが、原稿のチェックは紙に印刷したり、あるいはiPadでざらっと読んでいく方が「効果的」な気がします。

「テキストエディット」ではメニューの「ファイル」に「PDFとして書き出す」があります。

「iText Express」では、メニューの「ファイル」の「プリント」を選んで、「PDF」→「PDFとして保存」を選択しましょう。

これでPDF化できました。

これを「DropBox」フォルダに保存します。もちろん、その他のクラウドストレージサービスでも全然OKです。

iPadで読む

本格的な校正作業ではなくて、単に自分の原稿を自分で確認する作業なので高性能な機能は必要ありません。読めればだいたいOK、というノリです。

iPadのDropBoxアプリを立ち上げて、変換したPDFファイルを選択し、右上の矢印の「次の方法で開く…」を選択すればPDFを扱えるアプリで読むことができます。

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対象となりうるアプリ候補はあまたあります。無料のものであれば、標準の「iBook」が使えるでしょう。ただし、普通にこれをやるとページめくりの方向が逆になります。

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※次ページが「右」にある。

ページめくりの方向が逆であることの違和感に耐えられるならば、これでも全然「読めます」。別に本を読むんじゃなくて、自分の原稿を確認するだけだから、という割り切りもありでしょう。

ページ順を読む方向に合わせるのであればBook+というアプリがあります。「表示」:ページ方向「右めくり」に設定するとすっきり読めます。

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Book+ 1.1(¥700)App
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 6 MB)

メモを書き込みたい場合は

上の二つは単に読むだけです。紙の上に「ちょっとメモを書き込む」ことはできません。

ちょっとメモを書き込む場合は、「GoodReader」が使えます。しかしながらこの場合スワイプの方向の逆は直せません。まあ単に「感覚」的なものなんで、ざっくり無視することも可能です。

GoodReader for iPad 3.8.0(¥450)App
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Good.iWare Ltd. – Yuri Selukoff(サイズ: 14.5 MB)

あるいは「UPAD」を使ってもよいでしょう。UPADだとページのめくれ方の表現が「下から上」になっています。
※何枚かの書類の頭をクリップで留めているような感じです。

UPAD 1.90(¥450)App
カテゴリ: 仕事効率化
販売元: PockeySoft – kim genie(サイズ: 17.7 MB)

この二つを比べてみると人間の感覚の面白さがよくわかります。スワイプが左右逆だとけっこう強い違和感を覚えるんですが、下から上にめくる形だと特に違和感を感じません。

内容自体はまったく一緒です。あるページが表示されて、次のページが表示される。単にそれだけのことです。しかしその間に挟む表現手法が変わるだけで、違和感を感じたり、感じなかったりします。

アプリとかツールを開発する人は、この辺の「感覚」について敏感になる必要があるんだな、と痛感しました。

さいごに

今回は、横書きで書いたものを縦書きスタイルでかつiPadでチェックする、というかなり限定状況の方法の紹介でした。

もちろん、始めから縦書きエディタを使って、しかも紙に印刷してチェックするという方法もあります。そういうストレートな方法に比べれば、かなり回りくどい方法でしかありません。

普段使っているエディタを変えたくない&紙に印刷するなんてインク代もったいない、というわがままな人向けのトピックスです。

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