断片からの創造

断片的なメモの詰め合わせ

※タイトルにもあるように、本エントリーは断片的なメモです。
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人間というのは忘れっぽいものである。

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Evernoteの公式ブログに次の記事が上がっていた。

バンド「ティーンエイジ・ファンクラブ」のミュージシャン、フランシス・マクドナルドの6つのEvernote利用法 – ミュージック・シリーズ

ミュージシャンがどのようにEvernoteを使っているのか、という記事。なかなか面白い。

このようにアーティストでも大いに利用することができる。もちろん、物書きだってそうだ。

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Evernoteに保存してあるメモを見返すと次のようなものがあった。

screenshot

これは他人に対する疑問でもあるが、自分に対する仮定にもなる。

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一冊目に書いた本は『Evernote「超」仕事術』だ。つまり、Evernoteを使い出してから書いた本ということになる。

今考えると、それよりも以前に全然別のテーマで本を書く話が来ていたら、一体私はどのように執筆作業を進めていただろうか。想像するとちょっと怖くなる。というか、全然思い付かない。すっかりEvernote後の生活が当たり前になっているので、うまくイメージできないのだ。

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本を書くためにはいろいろなものが必要だ。その多くは情報である。

原稿データの保存であれば、ドロップボックスが使える。Googleドキュメントも大活躍できる。ウェブクリップはソーシャルブックマークが使えるだろう。資料はコピーしてスクラップブックに綴じておき、メモは一冊のノートにまとめておくとする。タスクはRemember The Milkでも使うとしよう。

一応管理できそうな気はする。ただ、ちょっと敷居は高かっただろうな、という気がしないではない。

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一冊目の本はA5のノートとEvernoteを両方使った。主に準備をA5ノート、実務をEvernoteという感じだ。原稿データのテキストファイルはDropBoxでも保存しておいた。が、これはバックアップ的な意味合いだ。ツールを過信してはいけない。

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Evernoteが存在しない時代から、多くの本が出版されているわけだから、当然それがなくても本が書けることは確かだ。しかし本格的な本を書くとなると、扱う情報の量は日常生活のそれとは大きく異なってくる。その変化は結構大きいものだろう。

しかしならが、日常的にEvernoteを使っていると、それほど大したことのようには思えなくなる。すくなくとも、情報の扱い方というのは遙かに簡単になっている。何と比べて?情報カードと比べて、だ。

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すべてを頭の中から創作するタイプの物語作家で無い限り、本を書くときに使うのは自分が見聞きしてきた情報だ。それはインタビューなのかもしれないし、本を読んだことなのかもしれないし、思い付いたことなのかもしれないし、誰かのありがたいお話なのかもしれない。

そういうものが保管してあると、本を書くときにすごく助かる。そして保管していないとすごく困る。

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よくよく考えれば、これぐらい高度情報化社会に生きていながら、私たちは「情報の扱い方」を教育で学ぶことがあまりない。せいぜいPCの操作方法ぐらいだろうか。本の読み方一つまともに教えてもらった記憶がない。もちろん、集めた情報をどのように加工するのかということもだ。

「日経新聞の読み方」みたいな方法論が紹介されるが、新聞の読み方だけではなく、テレビの見方、ネットの使い方もきちんとした方法論があってしかるべきなのだ。それがないから、極端にずぶずぶはまる人と、まったく距離を置く人の二つに分かれてしまう。有用な付き合い方が体系的に構築されていないのだ。あるいは誰かが構築していたとしても、広くシェアされていない。

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Evernoteの使い方と情報の扱い方はきっても切れない関係にある。もともと情報リテラシーの高い人はEvernoteをすんなり使いこなすだろう。頭の中にあるモデルをEvernoteに置き換えて調整すれば良いだけだ。しかし、そのモデルがない人はなかなか使いにくい。でも、使う中でそのモデルが出来上がっていく、ということはある。

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以上、前衛的エントリーでした。一応すべて書き下ろしです。念のため。

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