毎年おなじみのアソシエ手帳特集号。決定版と銘打っているだけあって、ものすごいボリュームです。その他の「手帳特集」の雑誌はパラパラと読んでパスしましたが、アソシエは購入です。
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 11/15号 [雑誌] |
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いきなり現金な話ですが、付録が二つ付いています。一つが「0.9mmシャープペン」。もう一つが「ラベルシール4色セット」。前者のシャープペンは鉛筆のような書き心地がありますね。
角度によって線の太さを変えることができる、そんな使い方ができます。かなり久々に手帳にシャーペンを使って記入してみました。
うん、やっぱりボールペンがいいですね。手帳には。コピー用紙にざざっと書き出すときはシャーペンなんかでも面白いんですが、ほぼ日手帳にはあんまり合わないかな、という感じでした。
ラベルシールは使っていないので、なんとも言えません。
概要
あまりにもボリュームがあるので、概要を紹介するのも簡単ではありません。おおざっぱには
- 達人30人”こだわりのワザ”
- 今年の1冊を選ぶ
- もっと便利に
- デジタルを駆使
- 改めて考える
の5つ。
使い方編
達人30人”こだわりのワザ”は、手帳術企画ではもう当たり前になりつつある、様々なユーザーの使用事例の紹介です。やはりここの部分が一番面白いですね。雑誌の企画ならでは、という感じがします。
どの方の使用法を見ても、「予定」「計画」「記録」といったものを自分の必要な分量に応じてしっかりと管理されているな、という印象を受けます。あと、「楽しく」といった点も見逃せません。当たり前ですが、ここに登場している人達は決して「いやいや」こういう記入をしていないでしょう。そこがとても重要なことだと思います。
ちなみに、以前このブログでも紹介させていただいた「スライド手帳」の佐川さんも登場しておられます。発見してちょっと嬉しくなりました。
※「スライド手帳」を調べてみた(R-style)
※いつも見開き最新2週間!スライド手帳.com
その後には著名人の手帳の使い方や手帳観が紹介されています。まあ、この辺は手帳術の情報収集している人ならばおなじみのものでしょう。
選び方編
続いて選び方編。今年も「手帳王子」こと舘神龍彦さんがユーザーの手帳選びへのアドバイスをする、という企画です。
ちなみに手帳王子が提唱する「理想の手帳に出合うための3つステップ」は
- サイズを決める
- 記入欄のタイプを決める
- 綴じタイプを決める
の3つ。
二つ目と三つ目はよく話題になりますが、一番重要なのが一つ目です。あらかじめどういう環境で使うかを想定しておかないと、「使い勝手の悪い」手帳と一年間付き合っていかなければいけません。例えば、机の広さ、移動する時に持ち歩くカバンのサイズ、あるいはポケットの大きさ、といった環境によってトータルで見た手帳の使い勝手は変わってきます。
バリバリ移動が多くて、ほとんどデスクを使えない人が「ほぼ日手帳カズン」を買うと後でかなり困ることになります。私のように「家置き手帳」と割り切るならば、それでも問題ありません。ようは環境次第ということです。
その後は最新手帳ガイドとしてさまざまな種類の手帳が紹介されています。個人的には惹かれるものはほとんど無かったです。あんまりピンと来ません。もうほぼ日手帳2012ゲットしたんで、かなり興味アンテナが下がっているのかもしれません。
唯一気になっているのが(雑誌内では紹介されていませんが)近々発売される「yPad2」と「yPad2half」です。
後はカスタマイズネタとか、文房具の紹介です。
さいごに
ページを開くまで、まったく知らなかったんですが、「参考文献ガイド」の所に自著4冊目が紹介されていました。
もちろん嬉しいんですが、自分が楽しみに読んでいる雑誌に自分の本が紹介されているというのは、なんか不思議な感じですね。ともあれご紹介ありがとうございます。
というわけで、手帳好きの方ならばとりあえずチェックな一冊でした。
▼こんな一冊も:
クラウド時代のハイブリッド手帳術 |
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倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2011-09-23 |
たった一度の人生を記録しなさい 自分を整理・再発見するライフログ入門 |
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五藤隆介
ダイヤモンド社 2011-09-30 |
貴殿のブログに紹介されてから、アソシエに流れ、さらにすごい文房具リターンズにも紹介され、東商新聞にも載りました。が、、、売れ行きはというとあまりそうしたこととは関係ないようです。やっぱり商品力?w
>佐川博樹さん
手帳は、何年か続けて出さないとなかなか「信用」してもらえない、とどこかで読んだことがあります。次の年も同じものが使えるかどうかが不安な状況では、ユーザーも乗り換えにくいという心理的な理由があるのかもしれません。
これからじわじわと認知が拡がっていくんじゃないかなと思います。