11月17日。第三木曜日。ボジョレ・ヌーボーの解禁日でございます。
日付が変わってから、喜び勇んで買いに行かれたかた、週末用にキープされている方いろいろかと思います。
まあ、私も旬の物として時間が(そしてお金が)あれば、一応飲むわけですが、毎回飲むたびに、まぁこんなもんだろうな、という気がしないではない訳です。
だいたい一年でワインを飲むことなんて、確実に両手の指だけて数えられるわけで、「う~んこのワインの味わいは・・・」なんて知ったかすらもいえないわけです。
特にワイン通というのでもなく、ワインファンというのでもない。
が、日本に輸入されて入ってくるボジョレー・ヌーボーの数を見る限り、日本にはかなりの数の”ワインファン”がおられるのだなぁ、と驚きを感じずにはいられません。
まあ一般に売られているアルコール飲料の中では、わかりやすく体によいというイメージがあることは確かなので、一定の層には浸透している現状はあると思いますが、しかしながら、このボジョレー・ヌーボーの数は尋常じゃない気がします。
おそらくこういうノリのイベントが好きな方がたくさんおられると言うことなのでしょう。
どう考えても、フランス国内の盛り上がり方からみると日本国内の盛り上がり方はちょっと変な感じがするかもしれません。向こうでは一種の祭りというか祝い事というか、そういう感じで飲むわけですし、当然価格も安い。
日本なんかはワインの原価よりも高い金を使って輸入して、そこに流通がからんで、2000円の後半くらいの価格になっていながらも、これだけの数が輸入されているというのをみると、フランス人はきっと、日本ってまだまだバブリーなんだな、と思っておられることでしょう。
ふっと考えると、こういうのってバレンタインとか、クリスマスとか、そういうのと全く同じ構図になっているのではないのか、という気がしてきます。物を売るための企画、消費のための消費、悪の企業の情報操作・・・というのは少々言い過ぎですか。
まあ、こういうのは文化的に空疎だといえなくもないし、逆にこういうのが日本の文化だと強気に言い切ってしまうこともできそうです。まあどちらにしろこういう消費が日本の馬鹿みたいな経済基盤を支えている訳ですから、この辺は簡単に割り切ってよいものではないのでしょう。
そんなのべつに、楽しければいいじゃん、というのがこの国の空気の大半なんでしょうね。
何のかんのいいながらも、週末にはワインを飲もうと思っている私なのではありますが。
ハッピー・ボジョレ・ヌーボー

私はワイン党ですが、ボジョレは飲みません。
あれって何で値段がつくのか理解が出来ない
(笑)
試飲品だと固く信じているものですから。
速さは価値を生み、あんな高価なものになっちゃってるそうです。
今年の風邪は性質が悪いと毎年いうのと同じく、今年は美味しいと毎年訴える・・・・
好きな人意外には関係のないヲタク的要素がプンプンしますね。
>belageさん
ああいう値段が付くのが日本的なんでしょうね。
>梟の目さん
そういう企業側の思惑で、いろいろな消費が作り出され、そこにのっかている消費者がたくさんいるということなんでしょうね。
と、言いながらも私も飲んでしまいましたが。