「最速自炊カメラJUCIE」を試してみた

本を買って、読むのが好きです。それを、自分の本棚に並べておくのも好きです。

だから、「自炊」はあまり好きではありません。

「電子書籍」という媒体に嫌悪感を持っているのではなく、「本を裁断する」という行為に抵抗感がある、ということです。きっと、裁断機に本をのせて刃を振り下ろす時には、背徳的な喜びを感じるに違いありません。

ともかく「裁断」という点さえ除けば、本の「情報」が電子化され、あまつさえそれがクラウドに乗っかり、どこからでも確認できるようになるのは大歓迎です。

それは単にiPhoneとかで読書が進むことよりも、文章を書いているときに、「あれって、なんだっけ?」と引用元の文章を検索できるようになるのがありがたいわけです。

電子情報は欲しいけれども、裁断したくない。

そういう葛藤に、一筋の光明を与えるiPhoneアプリが登場しました。

最速自炊カメラ JUCIE 1.0.1(¥85)App
カテゴリ: ビジネス, 写真/ビデオ
販売元: 3152 and Co. Ltd. – 3152 and Co. Ltd.(サイズ: 1 MB)

簡単すぎる解説

アプリの解説などは、

本をパラパラっと電子書籍にする『最速自炊カメラJUCIE』リリース特価で50%オフ【動画あり】(トブiPhone)

あたりを参照してください。

機能自体はとてもシンプルです。

自動的にカメラのシャッターが切られていく。ただし、そのタイミングは画面での動きが止まった瞬間。

ページをめくる動作をしている時はシャッターがおりずに、動作が終わりページが移り変わったタイミングで撮影される、という仕組みになっています。

つまり、環境をセッティングすれば、後は自動撮影のボタンをオンにして、後は次々にページをめくっていくだけで「非破壊自炊」が進んでいきます。

小気味よく進んでいくので、この作業が存外に楽しめます。

実際にやってみた

で、実際に試してみました。

今回非破壊自炊の実験台になるのが、名著「アイデアのつくり方」。何度も読み直した本ですし、自分の本の引用にも使わせていただいています。

アイデアのつくり方
アイデアのつくり方 ジェームス W.ヤング 竹内 均

阪急コミュニケーションズ 1988-04-08
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ページめくりを進めていくためには、iPhoneを手で持っているわけにはいかないので、設置する「ラック」が必要です。公式サイトでは「タワー」と呼ばれています。
※公式サイト:JUCIE 最速自炊カメラ・ジューシイ

私も手近にあった本を積み重ねてタワーを作ってみました。

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iPhoneをのぞき込み、ページの全体が収まる高さにセッティングしたら、後は本のページを次々にめくっていく作業を進めていきます。

もともと薄い本でしたので、あっというまに終わりました。ページめくるのと撮影あわせて5秒ぐらいでしょうか。それにめくるページ数をかければ作業時間になります。

作ったファイル

撮影したファイルはPDF化して、外部アプリで開くことができます。

こちらはiPhoneの「i文庫S」で確認した様子。

i文庫 2.70(¥350)App
カテゴリ: ブック, ユーティリティ
販売元: nagisa – yasuyuki asada(サイズ: 15.3 MB)

20111220110935

一応読めます。読めるというか、可読性がある、ぐらいですが。決して快適に読書という感じではありません。しかし、もともと快適な読書については実際の本を読めばよいわけなので、まったく無問題(モーマンタイ)です。

同じものをEvernoteアプリで開いて、それをMacクライアントから確認してみました。

window-grab
※縮小して画像があらいので、クリックしてみてください。

こちらも内容の確認は問題なくできます。これで読書をしたいとは思いませんが、「資料」としては十分です。

さいごに

なかなか面白いアプリではないでしょうか。

機能を理解すれば、非破壊自炊以外にも用途がありそうです。

細かい機能のアップデートが進んでいけば、非破壊自炊もやりやすくなっていくでしょう。あと、環境(タワー作り)についての経験知も共有されると良いですね。

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