物書き生活と道具箱

今年の「9つのココロガケ」

2012年のほぼ日手帳カズンを使い始めました。

まずページを埋めていったのが「旧年12月ページ」。

ここにはその年に大切にしたい言葉を書き込むようにしています。固めのインデックス付箋を貼ってアクセシビリティを高める、という工夫も欠かせません。結局のところ、書いても見返さなければほとんど意味がない、というのはごく当たり前のことです。

基本的には「引用」した言葉を書き込むわけですが、いくつか自分なりの心掛けみたいなものも書いてあります。「こういうことに気をつけよう」といった事柄です。これらはバージョンアップする可能性があるので、大きめの付箋に書いて貼り付けてあります。

今回は、このココロガケについてちょっと書いてみます。

ココノツのココロガケ1~3

・自分というリソースを最大限活用する

このリソースとは、スキル、お金、時間、などを意味しています。

これは「無駄な時間」や遊ぶ時間を作らない、ということではなく、単にやるからには全力投球で、というぐらいの意味です。でないと「自分」がもったいないですから。

・”時間がない”は禁句

社交辞令で使うことはあっても、内省において「時間がない」とは考えない、ということです。

実際、時間というのはあります。誰にでも手に入るという特性を持つ希有な資源です。そして、時間を増やすこともできません。だから「時間がない」という考え方は、フォーカスが間違っています。「時間がない」と考えたところで、生産的なアイデアは出てきません。

実際は「手持ちの時間に比べて、やろうとしていることが多い」というのが真実の姿です。こう考えると、やるべきことが見えてきます。可処分時間を増やすか、やろうとしていることを減らすか。この二つしかありません。シンプルです。

「時間がない」という表現は、どこか「あれも、これも」の精神が潜んでいるような気がするので、私は(なるべく)この言葉は使わないようにしています。

・”嫌い”は必要最低限に

これも言葉の問題です。「嫌い」という言葉は、一つのレッテルです。一度そのレッテルを貼り付けてしまうと、その対象とはかなり疎遠になってしまいます。さらに、解釈のゆがみから、嫌いなように状況を理解してしまう、という弊害もあります。

精神的にはあまりプラスになる感情ではありませんので、「嫌い」というよりは「あまり好きではない」ぐらいの言葉を使うようにしています。

ココノツのココロガケ4~6

・イメージは行動の源泉

イメージするだけで、すべてうまく行くなら世の中こんなに楽なことはありません。もちろん、それは単なる夢想です。

しかし、スポーツ選手がイメージトレーニングを重視するように「イメージ」の力というのは結構大きいです。行動がすんなりイメージできていると、その行動が取りやすい、ということもあります。

もし、コタツの罠にはまり込んでいるときは、自分がコタツから出て、PCを起動し、何かしている状況を思い描いてみてください。その画面からどんな情報を得て、どんな感情が想起されるかを考えてみてください。多少、動き出す気持ちが出てくるかもしれません。

・フィードバックは成長への足がかり

フィードバックむっちゃ重要。と言ってしまえば、まあそれだけです。それなしに「前に進む」ことなんてできないのではないか、という気すらします。「前」っていったいどっち、という問題が常にありますので。

・Just To do

大きすぎず、小さすぎず、ぴったりサイズの「やるべきこと」をやる。やりすぎないし、やらなすぎない。そういうバランス感覚をいつでも持っておきたいものです。

ココノツのココロガケ7~9

・脳をなじませる

結局のところ、違和感というのは、「脳」が感じるものです。「自分」という(あたかも)主体的な存在が感じるのではなく、単なる脳の反応です。

結局のところ、「習慣化」みたいなものも、脳のなじみの問題と考えると、いろいろな「対策」が思いつきます。

・大きな成果は求めない

大きな成果を求めることの弊害はいくつかあります。

一つは、「大きな成果」など基本的に存在しない、ということ。小さな成果が積み重なって、一見すると「大きな成果」に見えているだけのことです。存在しないものを追い求めてもむなしいだけです。

もう一つが、望む成果が出せないと自己嫌悪に陥るということ。この二つを合わせると、「大きな成果を求めると、自己嫌悪に陥る」という演算が導かれます。

今の自分にできることを、全力でやる。やり続ける。結果振り返ってみれば、それが「大きな成果だった」というのが一番バランス良いのかな、という気がします。

・セルフイメージを大切に

自尊心に関係する問題でもありますが、「セルフイメージ」ってかなり重要です。人の行動を決定する大きな要因になっているかもしれません。

ほぼ日刊イトイ新聞の「今日のダーリン」というコーナーで、糸井さんが次のように書かれています。

 厳しい状況で、どうして微笑んでいる人がいるのか。
 ぼくは、たくさんの「そういう人」を見てきました。
 彼らひとりひとりの繊細な感受性については、
 ぼくはよく知っているつもりです。
 恐怖にしても悲しみにしても、
 感じてないはずはないのに、落ち着いて微笑んでいる。
 
 そういう人は、ぼくが思うには、たぶん、
 「そういう人でありたい」と思っているから、
 そういう人でいられるのだと思うんです。

「そういう人でありたい」という自分に対するイメージが、「自分」という鋳型を作り、それに沿って人は行動する(あるいは行動の選択の価値基準の重み付けを行う)、のかもしれません。

さいごに

これらは、具体的行動につながるものではないにせよ、日々の行動のちょっとした調整、自分が感じる価値観の修正、などに効果があるのではないかと思います。

もし、皆さんも「今年のココロガケ」みたいなものがあれば、BlogなどでShareしてみてはいかがでしょうか。書き残しておけば、来年の自分が振り返ることにも役立ちますし。

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