4-僕らの生存戦略

今年は、「働くこと」について考えてみようと思う

おぼろげながら、今年このブログで書いていこうかなと考えているテーマがいくつかあります。

そのうちの一つが「働くこと」について。広く置き換えれば「仕事との付き合い方」とも言えそうです。

以前から興味を持っていたテーマですが、去年ぐらいから徐々にそれについて考えさせられるような場面が増えてきました。

私自身、一般的な「会社員コース」を早々から脱退して、常々「働くこと」について考えざるを得ない状況が多かったわけですが、それが私個人にとどまらず、もっと世代的な、あるいは世代を超えたテーマになりつつあるのかな、という気がしています。

毎日新聞でも「リアル30’s:働いてる?」という連載がスタートしています。

リアル30’s:働いてる? (1) 歯車には ならない
リアル30’s:働いてる? (2) 会社員になりたくない
リアル30’s:働いてる? (3)使い捨ていつまで
リアル30’s:働いてる? (4)入社2カ月解雇通告

当たり前のようにツイッターアカウントもあるようです。

リアル30’s  毎日新聞連載

なんというか、働くこと、仕事に就くこと、というのも前の世代の「当たり前」が機能しなくなってきていることの一つなのかな、と思います。

上の世代は逃げ切るのに必死になっているのであんまり当てにしても仕方がありません。となれば、これからの30代や20代が自分たちで、働くこと、仕事に就くことについて考え、実行し、他の誰かにそれを提示しなければならない状況なのかな、という気がしています。少なくとも、「上の世代が頼りにならない」とぼやいているだけで何かが変わるわけではありません。

会社員というのが絶対的に有利という環境でないと共に、フリーで仕事をしたからと言ってそれだけで満足行く人生を送れるわけでもありません。結局のところ、長所と短所はかならず存在します。そこでは、何らかの価値基準に基づいた「選択」を行う必要があります。

大学を卒業したらどこかに就職するのが当たり前だった世代の人々があまり考えてこなかった、「自分にとって仕事とは何か」という問いを今の世代は真剣に考えざる得ない状況になってきているのではないでしょうか。

もちろん、社会制度の面からこういう状況にどう対応するのかということも議論される必要があるでしょう。しかし、私たち個人に何ができるのかも合わせて考えていく必要があると思います。

ある意味で、生き方が多様化し、さまざまな価値観が提示されている社会において、生きる力・生きる技術・ライフリテラシーといったものが必要になってきているのかもしれません。それは単に情報を広く集める能力だけではなく、選択する力__つまり何かを捨てる力__も合わせて必要になってきているということでしょう。

書いていきたいこと

一つの会社に定年まで勤め上げるのは、それはそれで立派なことです。でも、それだけが選択肢であるというのは少々つまらないかもしれません。それにちょっとばかり窮屈です。人間の価値観はもっと多様であっていいはずです。

では、一体何が必要なのでしょうか。

まず、選択肢の提示が真っ先に考えられます。いろいろな生き方がある、ということ、仕事との接し方も会社員だけではない、ということがはっきりと示されるのが良いかと思います。

しかも、ものすごく有名な人がかっこよく生きているのではなく、その辺にいる変わった人がごく普通に生きている、という新しいタイプのロールモデルが提示されることが一つのスタートになる気がします。それはある意味で固定化された「生き方」の相対化につながっていくでしょう。

もう一つ、その生き方のために必要なものがある程度提示されていることも重要かと思います。それは、おおざっぱに書くと「ルート」と「スキル」の提示、ということになるでしょう。

これらはある種のきっかけにすぎません。新しい価値観の提示は大切ですが、最終的には自分の価値観について自分で考えるという作業を避けて通ることはできません。そういう意味では、新しいロールモデルの提示(とその模倣)から一歩進んで、自分なりのロールモデルを作り上げるという転換が求められていると思います。

私はそれを「ロールプレイングからストーリーテリングの時代への変化」として認識しています。これについてはまた別のエントリーで書くことになるでしょう。

というわけで、今年一年は様々な形で「働くこと」について考えていきます。今の時代の、あるいはこれからの時代の「仕事」との関わり方について掘り下げられたらな、と思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です