外出するときに持ち運ぶガジェットには、いくつかのパターンがあります。
フルセットで一日作業を想定している場合は、MacBookAir(+電源ゲーブル)、iPad、それに何かしらのノートか紙束と10色のカラーペン。
もちろん、ここにWimaxの携帯端末WM3500RとiPhone4Sが乗っかってきます。
でも、3〜4時間ぐらいの想定ならば、MBAだけということもあります。作業的にはそれで十分OKです。
と、重装備・軽装備の違いはあれど基本的にはMBAが作業のメインパートナーなんですが、ちょこっと装備品が変わるときがあります。
それがレビューをするとき。
そこでは「ほぼ日手帳カズン」が登場してきます。
レビューセット
普段は置き手帳としてデスクの上に置きっぱなしの「ほぼ日カズン」も週次レビューの際は、持ち出されることになります。
こういうスタイル。2012年のカバーは(個人的に)とってもMBAと相性が良いです。
時には、Wimaxの端末を家に置いて、カフェに出かけることもあります。
こうすると、基本的にはネット接続ができません。ツイッターにアクセスすることもできないし、気になったことをGoogle先生にお伺いを立てることもできません。
しかし、意識を「外」ではなく、「自分自身」にフォーカスするときは、こういうネット環境からの断絶は案外良いものです。一度体験してみると、私たちの意識が環境によって揺れ動くのがよくわかります。
はじめの5分ぐらいはTL(タイムライン)を見たくて仕方ないんですが、徐々に目の前の作業に集中して、あっという間に1時間が終わる。そういう時間の使い方を一週間に一度ぐらいは確保しておいた方が精神衛生上良いかもしれません。
こうした環境が任意で作れるのは、iPhone4Sの3G回線によるモバイル通信を切っていることの、ちょっとしたメリットの一つです。
週次のページ
実際「週次レビュー」でやっていることはいろいろあるわけですが、メインになるのが一週間の振り返り。
ほぼ日手帳のデイリーページを読み返したり、一週間ページで立てた計画および記録した実績を確認したりします。そして、次のページに来週の計画を書き付ける。そういう作業です。
最近は、その週のページに「一言コメント」を記入することを始めました。
定型の要素を付箋で管理しておいて、それを次の週のページに移動する。すると、その部分に「空白」が出来るので、そこを埋めるようにちょっとした反省を書く。
ただこれだけですが、振り返りの効能が結構高まるのではないかと思います。
ほぼ日カズンには大まかな記録しか残っていないので、もし、細かい部分が気になったとしたらMBAの出番になります。
MBAのEvernoteには、ツイッターのログやGoogleカレンダーからの予定のリマインド、そしてデイリータスクリストをスキャンしたものが入っているので、ネットに接続出来なくても、一週間の振り返りは割と簡単にできます。
さいごに
週次レビューのこの部分だけを取り上げれば20分も時間は使っていません。1ポモで十分こなせます。それで次週のモチベーションの基盤が確保できるなら、時間投資としては安いものではないでしょうか。
もちろん、手書きでやる必要はありません。何らかのデジタルツールでも、一週間が俯瞰できるならばOKです。
ともかく、そういう時間を一週間のうち一回は確保する。まずは、そこからです。
▼こんな一冊も:
クラウド時代のハイブリッド手帳術 |
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倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2011-09-23 |