書きたいことを書く、ということ

この9つは大変だという人のために勝手に3つに圧縮してみた(作家の作業日報)

面白い記事です。元になっているの記事がこちら。

僕が本を出版するための準備でした9つの大切なこと(No Second Life)

9つの大切なことがまとめられているわけですが、ちょっと自分の取ってきた行動と照らし合わせてみます。

当てはまる点

もともと「出版してやるぞ!」という強い意気込みのもと活動を続けていたわけではないので、ほとんど当てはまりません。

ギリギリ、

  • 「2. Twitterを実名顔出しに変える」
  • 「3. 本を読みまくり、書評を書きまくる」

あたりが、出版前にやってきたことかなと思います。
※ツイッターは現状でも「顔出し」とは言いにくい状況ですが。

あと「3.本を読みまくり、書評を書きまくる」は完全に個人的な趣味です。読みたいから本を読むし、紹介したいから本を紹介する。ただそれだけ。ただ、これを繰り返しやってきたことは、確かに一つの力にはなったかなと思います。

さらに、「9. 企画書を常に持ち歩く」は、もともと人と会う機会が極端に少ない私はあまり意識していません。一つだけ言えるとすれば、このブログがパブリックな企画書の素という感じです。だいたい私の興味あることはこのブログに詰まっています。

ただし、モレスキンラージにはもう少し方向性がはっきりした「企画案」が書かれています。あんまり人に見せることはありませんが。

「8. 複数の企画を常に持つ」は物書きになってから意識し始めました。この辺はシゴタノ!に書いてあります。
企画案をいっぱい持っておく

何を書くべきなのか?

という点は前置きで、興味深いのは以下の部分。

「自分が書きたいことを書いてはダメだ。読者の皆さんのいる場に入っていって、読者の皆さんに自分が何を与えられるかを考え、それを本にするべきだ」

この部分は佐々木さんも反応されています。

これは難しい問題で、たしかに病人が自分の病気について切々と語っているだけの状況にはあまり関わりたくない、まして仕事にはしたくないという人は多いだろう。

でもだからといって、全然病気でない人の書いた本というのは、私には全然面白くないのである。

これはマーケティングとコンテンツメイキングに関する問題です。

  • 表現者としては、自分が書きたいことを書きたいように書く
  • 販売者としては、読者的ニーズがあるものが必要

この二つが完璧に重なることは希有です。
※ゼロではありませんが。

単純なマーケティング的考え方を用いると、

ニーズ→読者が必要とする→今人気がある事柄→ランキングに上がっている事柄

みたいな流れになりがちです。でも、こういうものに斬新さはうまれません。

だからといって、個性的な人が個性的な表現を徹底すれば斬新なものができあがることになりますが、そこに実用性があるかどうかの担保は存在しません。

結局のところ「読者の皆さんに自分が何を与えられるかを考え」ることが必要です。
※優秀な編集者さんは、これを引き出す力があると思います。

この辺は三冊目にも書きましたが、自分自身が提供できるものと、他の人が必要としているもの、それが重なる部分を見つけるという行為が大切なわけです。

違った方から考えると、「読者の皆さんに自分が何を与えられるかを考えて、出てくる答え」もまた表現の一つだと捉えられます。「他の人が必要としている情報はなんだろう?」という問いに対する答えも、それを真摯に問うているのならばきっと一様ではないはずです。

「何かについて書きたい」というのは一つの欲求であり、情熱でもあります。それがあるからこそ、あの面倒な作業に取り組むことができます。

「自分が書きたいことを書いてはダメだ」というのは、「自分が書きたいことをそのままの状態で書いてはダメだ」という意味でしょう。それは決して「自分が書きたくないことを書かなければダメだ」という意味ではありません。

なぜならば、「読者の皆さんに自分が何を与えられるかを考えて出てきた答え」もまた、自分の書きたいことなはずです。言い換えれば、何かしらの手段を使って「伝えたい」という想いがその答えの中にも含まれているはずです。

だから結局は「書きたいこと」を書くことになるのでしょう。

と、思考が散乱したままの文章を綴ってみました。文章も回りくどいのでとても読みにくいと思います。「書きたいことをそのまま書いてしまった」典型例です。書く方は楽ちんですが、・・・ですね。

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