ニート支援へ25拠点 厚労省、今夏にも自治体と共同運営
厚生労働省は地方自治体と共同で就業も通学もしないニート対策に乗り出す。全国25カ所でモデル事業として、地域に若者の職業的自立を支援するためのネットワークをつくり、その拠点として「地域若者サポートステーション」(仮称)を設置する。引きこもりがちなニートへの対応には、地域レベルのきめこまやかな情報とネットワークが不可欠と判断した。
「地域レベルの決め細やかな情報とネットワーク」というのは確かに必要だろうが、地域若者サポートステーションなるもので、それが実現できるかはかなり疑問である。
一種のハコモノ化しそうな勢いが感じられる。
問題はニートになっている人間の最初の一歩を引き出せるかどうか、ということが肝心なのではないか。そういう意味で箱を作っておいてここに来てくださいね、という従来のハローワーク的な施策では抜本的な解決にはならないだろう。
実際に少しでも社会参加したいと思っているをサポートする意味ではもっときめ細かに、そして現実的に動いているNPOなどのほうが効果的ではないだろうか。
そういう情報を共有し、整理し、広報するという役割ならば、確かに意味があるように思う。
学習指導要領、07年度までに改訂・文科省が改革工程表
文部科学省は17日、中央教育審議会などが打ち出した義務教育改革の実施時期を明示した「工程表」を公表した。「ゆとり教育」路線の転換となる学習指導要領の改訂を2007年度までに実施。少子化対策として、新たに教育費負担の軽減策を検討することも打ち出した。
まぁ、実質的に「ゆとり教育」の失敗からの挽回ということになるわけですが、日本で行なわれていた「ゆとり教育」の何が悪かったのかということがきちんと分析されていない限りは、路線を変えたとしても今の教育の問題は決して解決しない。
教育は「詰め込み」か「ゆとり」かという二元的な対立で物事を単純に捉えたとしても、あまり意味は無い。
日本社会という構造の中で教育というものがどのように位置づけられるのかということをもっと根本的につめて考えないと、まったく無用の産物かあるいは有害なものにすら案ってしまいかねない、というのが教育というものの怖いところである。
ITのマナー、子どもから徹底――政府、指導資料に目標
インターネットなどの情報技術(IT)の普及が子どもの成長に功罪両面の影響を与えているため、政府は2006年度から情報教育の取り組みを強化する。文部科学省はネット利用時のマナーなどの「情報モラル」について具体的到達目標を示した教員向けの指導資料を作成。総務省も小中学生にITの正しい活用法などを教えるための教材づくりに着手する。
そもそも大人たちがねぇ・・・。まあいいや。
フリーター25万人を正社員に 対策会議が新年度目標
政府は17日、首相官邸で厚生労働、文部科学など関係閣僚による「若者自立・挑戦戦略会議」を開き、来年度25万人のフリーターを正社員化するなどの行動計画を決めた。また、来年度予算案に盛り込まれた若者向けの雇用対策費は総額761億円で、歳出抑制の基調の中で、前年度比5億円増となったことが報告された。
こういうのを見るとバカバカしくて仕方が無い感じがしてくる。
フリーター25万人を正社員に、立派なことだ。で無理やり正社員にして一年もたたないうちに退職している人間はとりあえず無視ですか?
雇用対策というが、日本の雇用の制度そのものを見直すということはとりあえず追いとくわけでしょうか。フリーターというかアルバイトでも何とか生計を立てられるように制度を整えることはあまり考慮には入らないんでしょうか。というか正社員のほうが偉いんですか?自分で起業をする人間を助けるための制度は?そのための援助金や学校で学ぶ費用の援助は?
今の日本社会がゆがんでいる、と強く断言できるほどではないですが、自分なりの生き方をしている人間が、生きにくいという状況もきっとあるのではないかと思います。
もちろん、きちんと仕事について働くことは、自分のアイデンティティーを確保する上でも重要なことかもしれませんが、とりあえず正社員的な発想はどうにも嫌悪感しかわいてきませんね。こういうのが雇用の流動化ということなんですかね?きっと違う気がするのですが。
「国を愛する心」明記せぬ方法も 教育基本法で保利氏
教育基本法改正の与党検討会顧問に就く保利耕輔衆院議員(無所属)は17日、国会内で記者会見し、「愛国心」の表記方法について「『日本国民としての自覚と責任』という言葉を基本法の中に掲げ、国を愛する心を教えるという考え方がある」と指摘した。自民党は「国を愛する心」、公明党は「国を大切にする心」と主張して調整がついていないが、第3の案も検討する考えを示したものだ。
まずは国会議員の方たちに・・・まあいいや。
愛国心の問題については、また別の機会に。
とまあ教育問題やそれに関わる記事をざっと見てきましたが、やはり既存の価値観でなんとかやりくりしようとしているのがはっきりと感じられる。まあそれで何とかなるのならば別に異論は無いが、どうにも解決への道しるべとは言いがたいものが多く、あくまで看板や目先の効果しか考えていないような気がする。
まあ小さな政府を目指されるならば、それほど大きなことはせず、NPOの補助なんかに動いたほうが賢明かもしれない。
すくなくとも教育を手放しで国に任せられる状況ではない、と多くの親が感じていることだろう。そういう国で愛国心って・・・という感じもしないではない。
ブログ初挑戦☆
新参者です♪お手柔らかにお願いネ!分からなくって今日の出来事なんだけど…
綾香
足跡残しです^^私もブログ始めたので見てください^^