どうにも普段更新しない土曜日にはあまり長い文章を書く気になれない。
結構話題は多いのだが。
所得格差の拡大「見かけ上の問題」 内閣府が否定
社会問題化している所得格差の拡大を示す指標(ジニ係数)の上昇について、内閣府は19日、「見かけ上の問題だ」として、格差拡大論を否定する見解を公表した。ただ、経済学者からはこの見解の論理構成に疑問を示す意見も出ている。
「格差は拡大している」 公明代表が内閣府見解を批判
公明党の神崎代表は20日夜、内閣府が社会の格差拡大論を否定する見解を公表したことについて「私が全国を回って現場の声を聞いた実感、それから民間のデータなどを見ると、明らかに格差は拡大している」と批判した。さらに、「現場の状況をしっかり把握しないと、政府は有効な政策を打てない。政府は現場の状況を把握して対策をとっていただきたい」と強調した。高松市で開かれた同党香川県本部の会合で語った。与党のトップが政府の見解に否定的な意見を述べたことで、この問題が今国会の焦点になるのは必至だ。
なぜ格差が拡大しているのか。というか今までは格差がなかったのか。
今までは、格差を国が埋めてこられたが、これからはそういうわけには行かないということだろう。
必然的に格差は拡大していくだろう。これはもはやどうしようもない流れということになると思う。
ただ、格差の拡大がすなわち悪というのでなく、低所得者でもきちんとした社会生活が営めるならば、(国の役割としては)それはそれでいいのではないかと思う。
政府としては、もちろん格差の拡大を公に認めることはできないだろう。
今日本においては、それは政府の無能振りを示すことになってしまうからだ。
しかしながら、小さな政府ということは「最低限の保証しかしませんよ」ということと必然的にイコールになってくるはずです。あとは民間の皆様ががんばってください、ということになるのだろう。
格差の拡大を声高にクレームしたとしても、社会構造を一新することができない以上、たいした役には立たない。現状を認識したうえで、できることできないことをきっちりと見極めていく必要があるだろう。
まあ、あまり意味の無い発言ではあるなぁ。