いくつかの質問への答え

先日、濃密すぎるオフ会のDpub4に出席した際に、いくつか質問を受けました。とあるメディアマーカーの中の人からです。

質問された内容がなかなか面白かったので、今回は多少質問の形を変えて、いくつか紹介してみます。

今日の一言について

このブログの日曜日の更新で登場する「今日の一言」。あれって一体どんなコンテンツで、どういう作り方をしているのか?

基本的に(日曜日を除く)「毎日」発信のスタイルです。結構前から続いていて、私のEvernoteの「今日の一言」タグが付いているノートは631個ありました。だいたい二年ぐらいですね。

私の中で「今日の一言」は、「自分の言葉をひねり出す訓練」的な扱いです。もともと「名言」的なコンテンツが好きで、自分でも何かしら言いたい気持ちが強かったので始めました。

当然、コンテンツを始めたときは発信するネタをいくつか持っていたわけですが、ある程度続けていくとそういうストックも底をつきます。

そういう時でも、「今日の一言」を更新しようとすると、脳をぎゅぎゅっと絞り込まなければいけません。

単に「考えた」だけで何かが出てくることは稀です。前の日に書いたノートや手帳、Evernoteにストックした記事、開いた本、自分の過去のツイートなどを読み返し、「何かないかな〜」と探すのが最初のステップです。

そうした振り返りを行いながら、ぴんと来る言葉との出会いを待ちます。

言葉と出会ったら、自分なりの表現を探すのがセカンドステップ。

  • 数行の文章で表現されているものを短い言葉に変換してみる。
  • Aという表現ならばA’という表現に直してみる。
  • A=Bならば、A=Cとなるものは無いかを探す。
  • B=Aならばどうなるかを考える。
  • A<>Bではないかを考える・・・。

こうした思考を経て、出てくるのが「今日の一言」です。

だから、基本的にあの言葉群は私のオリジナルです。似た表現やインスピレーションの元になる言葉はありますが、そっくりそのまま転用してくることはありません。

けっこう頭を使うので、少々疲れます。たぶんMP5ぐらいは毎日「今日の一言」に使われています。これが「自分の言葉をひねり出す訓練」という意味です。自分の頭を使わざる得ない状況に自分を追いやっている、と表現できるかもしれません。

しかしながら、とある「今日訓」というコンテンツが終わりを告げない限りは、きっと続けることでしょう。

発想の方法について

どんな感じで「発想」を進めているのか?

以前「類推」を使った発想法を紹介しました。ああいう「一見違うけれども、実は似た要素を探す」という手法はよく使います。この「探す」というのは、頭をひねって考えるというよりは、ふと思い浮かぶ、という方が近いでしょうか。

あるいは、あからさまに全然関係ないモノを結び合わせたり、完成形から逆算でイメージするなど、いくつかの方法があります。あまり定型の「フレームワーク」を使うことはありません。あんまり楽しくないので。

創作のスタイルについて

小説とかの書き方って?

去年のクリスマスに「サンタな一日」というショートショートを書きました。

あれを思いついたのが、とある大阪駅の近くにある百貨店のエスカレーター。ぼけーっとポスターを眺めていたら(よくやる)、「わたしのサンタは、わたしが選ぶ」というキャッチコピーが目に入りました。

それを見ながら、脳みその片方では分析的な思考がすすみ(昨今の女性の強さをバックグラウンドした、主体性をアピールするフレーズだな。草食系男子という言葉が流通するなかで・・・・・・)、もう片方では感情的な思考が進んでいました(選ばれるほうも、たまったもんじゃないよな。だいたいサンタをやりたいかどうかの意思確認はどうなっているんだろうか。本人がやりたくないサンタなんて・・・)

と考えが進んだところで、あの小説のフレームが出来上がりました。有志ではなく、なかば強制でサンタをやらされてしまう男性のお話。

この部分が出来たら、なぜその強制力が発生するのか、という舞台設定的な部分と、あとは話をどう落ち着けるかを固めるだけです。

こういう感じで、日常風景のあちらこちらにネタは転がっています。要はそれを発見できるかどうか、ということだけです。まあ、あのショートショートが面白いかどうかは話は別ですが。

さいごに

もうちょっと、面白い質問があったんですが、字数の関係で割愛させてもらいます。私の中での本の書き方とか4冊目に持たせた方向性の意味とか、わりと自分の中で整理され切れていないようなこともあります。

以前、ザ・インタビューズというサイトを紹介したときにも書きましたが、こういう「質問」とか「インタビュー」はする方も、される方も両方にとって価値あるものです。

たまには、自分で自分に問いかけて、それに答えてみることで、思考の整理を進めてみるのもよいかもしれません。

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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