Lifehacking.jpさんに次のようなエントリーが上がっていました。
その記事の中で@mehoriさんは
同じように、私も以前のネタを気にせずに引きだして、さらにもう一度語らずにはいられないことを書いてみたいと思います。もう一度チャンスが巡ってきていることを意識しながら。
と書かれています。私も最近同じようなことを考えていました。
過去のネタをもう一度取り上げること
これまで極力ネタかぶりは避けてきました。
R-styleとシゴタノ!で同じ内容を扱うこともありませんし、有料メルマガでもBlogに書いたネタをそのまま転用することはしていません。まして、同じブログで同じネタを扱うなんて・・・。という感じでずっとやってきました。
でも、それってもしかして違うのかも知れないな、という気がしています。
たとえばシゴタノ!は2009年12月から連載を開始させてもらっています。もう二年以上続いている計算です。R-styleでも3000近いエントリーがあります。
こうやって書き続けているうちに、新しい「読者さん」も当然増えていることでしょう。そういう人たちは私の「過去エントリー」は存在しないに等しい状態です。まさか、新しく読者になった人に過去エントリーを一通り読んでくださいね、という訳にもいきません。
それに、過去の自分が書いた文章があまりうまい説明でなかった可能性もあります。伝えられていたつもりでも、読者の人にはあまり伝わっていなかった、ということも十分あり得るでしょう。
そういうもろもろの可能性を含めて、同じテーマで自分がもう一度書くというのはアリなんじゃないかと思い始めてきました。少なくとも、「以前どっかでそれについては書いたからもう知らない」みたいな態度は発信者としては傲慢、といえるのかもしれない、とすら考えるようになってきています。
セルフカバー
こういうリテイク、あるいは再発信というのは、ようは「セルフカバー」です。
※「Blogと音楽の対比 〜類推的発想法〜」参照。
過去に発表した作品を、同じアーティストがアレンジを変えて発表することを「単なるコピペだ!」と非難する人はいないでしょう。長年聞き続けているファンとしては、アレンジが違う曲も十分に「新曲」です。ドキドキワクワクしながら楽しめる一曲です。
洗練・進化・変化・・・と言葉はなんでもいいですが、同じ曲であるからこそ、アーティストの表現方法がどのように変わったのかを知ることができます。
そう考えると、過去に書いたテーマをもう一度書いてみるのは「ネタなしからの逃避」なんかでは全然無いのでしょう。むしろ、どのように表現するのかを深く考えなければならない分、チャレンジングな行為と言えるかも知れません。
そういうわけで、このR-styleでも過去扱ったテーマをもう一度書く、という機会が増えてくると思います。
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