MacのMindNodeというアプリを普段のマインドマップツールとして使っています。1700円のPro版。無料バージョンでも問題なく使えるんですが、やはりPro版の方が細かい機能周りの使い勝手は上です。
MindNode Pro 1.7.6(¥1,700)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
現在の価格: ¥1,700(サイズ: 3.6 MB)
販売元: IdeasOnCanvas GmbH – IdeasOnCanvas GmbH
リリース日: 2010/12/31
で、そのPro版に「メディア挿入」という機能があるんですね。イメージ、オーディオ、ムービーをマインドマップ内に加える、という機能です。音楽と映像はちょっとわかりませんが、画像ファイルの挿入は便利そうです。
画面の「メディア」ボタンを押すと、iPhotoの画像や画像ファイルが入っているいくつかのフォルダが表示されます。
このiPhotoの画像をパラパラ見ていて、ふと思いました。これってアルバム作れるんじゃね、と。
何かしらの物足りなさ
基本的に、撮影した写真は全てEvernoteで保存しています。写真量があまり多くないうえ、画質にもこだわらないのでこれで十分です。
ノートブックなり、タグなり、検索なり、ランダム表示なり、いろいろな手段でこれらの写真にアクセス可能、というのはやはり便利です。しかも、iPhoneで撮影した写真をEvernoteに保存するのにもほとんど手間はかかりません。不精者にぴったりです。
しかし、手間がかかることの全てが無意味なこと、というわけではないでしょう。
昔ながらの、現像した写真をアルバムに貼り付けていく作業(この写真をどこに貼ろうかな・・・)はなかなか楽しいものです。今ならばプリクラで同じようなことが行われているかも知れません。
こういう作業も広義の「編集」です。一定の価値観に基づいて、情報を再編・再配置してく作業。こういう作業って、生産性うんぬんとはまったく関係なく、ただ単に楽しいです。
現物の写真を作らず、デジタルオンリーで管理するようになると、そういう「編集」作業からずいぶん遠ざかることになりました。デジタルネイティブならそういう概念すら持っていないかも知れません。まあ、それはそれで良いでしょう。
しかし、私自身はそういう作業がわりと好きです。
で、やってみました。
実際例
最近食べたもの、というのがテーマ。単にそういう写真が一番多かった、というだけで他意はありません。
iPhoto内の写真をMindNode上にドラッグ&ドロップするだけでOKです。
ジャンクフードor麺類という非常にわかりやすい感じです。あとアルコールの新商品。
挿入した写真のサイズは後から変更可能です。もちろん配置もかえられます。画像の下にはタイトルが入力ができるので、写真の内容を表現する文字列をタイプしておきます。
それぞれの写真がメインノード扱いなので、子ノードを伸ばすこともできます。それを使えば感想なんかを書き込むこともできるでしょう。
完成したら、PNGにでもしてEvernoteに保存して、終了です。
さいごに
デジタルで撮影した写真をパラパラと見返して、一定のテーマでピックアップし、それをマインドマップ上に展開していく。ただ、それだけの作業でしかありません。
別にマインドマップツールにこだわる必要もないでしょう。keynoteなんかでも同じようなことができると思います。
気に入った写真は大きめに、そうでない写真は小さめにする。写真にタイトルを付ける。似たような写真を近づけて配置する。コメントを付ける・・・。他にも(私の想像もつかないような)いろいろなことが可能でしょう。
こんなことをして何になるんだ、と強く詰問されれば返す言葉はあまりありません。「いや、楽しいから」と小声でぼそりとつぶやくだけです。こういう手間を掛けないためにデジタルで管理してるんだ、と声高に主張されれば私は押し黙ることしかできません。
妙な表現ですが、手間なく手間を掛けられる、というのがこうしたデジタルファイル+アナログ手法の面白い点です。
万人にお勧めはしませんが、写真を撮るだけでは何か物足りなさを感じてしまう人は、ちょっと一手間掛けてみても良いかもしれません。
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