タイトルに特に意味は無い。ちょっと思いついただけである。
堀江社長ら、証取法違反で逮捕
東京地検特捜部は1月23日夜、証券取引法違反の疑いで、ライブドア社長の堀江貴文社長(33)ら同社幹部4人を逮捕した。特捜部は、投資事業組合や株式交換を使った一連の不正などについて追及するもようだ。
とうとう、堀江社長が逮捕された。
連日の報道の中でも一番のピークを迎えているのではないかと思う。
しかし、私の中では違和感でいっぱいである。
それほど騒ぎ立てるようなことなのだろうか。
というか。一部の人たちは嬉しそうですらある。もちろん前から批判的な人たちだ。
しかし、それ以外でも堀江社長が活躍しているときはネタにし持ち上げていたような方々が、一転「前々から危ないと思っていた」などと言い出す始末である。はずかしくないのだろうか。
ライブドア・ショックという言葉が完全に定着してしまった今、おそらくリクルートと並んで「有名」な企業名になるであろう事は間違いない。
今後のポータルサービスがどのような展開を見せるのかはわからない。
ライブドア、ブログやポータルは「社長逮捕でも継続」
とあるが、実質的に今後どれほどの資金力が残るのかわからない。サービスの停止ということも考えられるのではないだろうか。ライブドアブログで活躍されておられる方は移転先を・・・というのはまあ余計なおせっかいである。
一連の事件の中にはいろいろ不明な点も多いし、あまり突っ込むべきでないこともあるのだろう。
そういうのは別にこのブログのテーマではないので特に扱わない。まあ世の中いろいろなことがあるということで一件落着(?)である。
ただ、ライブドア・ショックというのは社会的にどういう意味を持つのか、あるいはインパクトがあったのか、ということは一応考えてみたいと思う。
事件自体は、堀江社長の逮捕ということで一つの区切りを向かえた、実際の起訴にいたるまでまた展開はあるだろうが、東証の動きからも、他へ波及するほどの力は失っているだろう。すくなくともそういう環境になってから出ないと考えにくいことはある。
堀江社長をどのように捉えるか、ということで今回の事件の意味というのは変わってくるだろう。
新しい経営感覚を持つ経営者がやりすぎてしまったことなのか、それとも旧世代の価値観にぶつかりすぎてしまった結果なのか、それとも政治的背景の逮捕なのか、分析の方向性はいろいろある。
しかし、彼が取って来た行動は、この社会において何かを明らかにしたということは確かである。
このブログでも特に堀江社長を否定したような記憶も無い、これと言って持ち上げたわけではないが、新しい世代の何かを背負ってくれることを期待していた事は確かである。そして私は彼が逮捕された今でも同じような考えを持っている。たまたま検察に逮捕されてしまったということだけである。
こういうことを書くのもちょっとどうかな、という感じはしないではないが、戦後から現在に至るまででも、検察が追求しても追及できなかった事件はいくつもあるだろう。今回の事件は堀江社長にそういう「背景」がなかったということなのだろう。そういうのは言ってしまうと、ハイそれまでということになってしまうかもしれないが・・・。
あとライブドア株についてだが、現在は管理ポストに突っ込まれ、大量の売りで値が付かない状況になっている。
これはまあ仕方が無い。はっきり言って粉飾決済だろうがなんだろうが、あれほどの株式分割をしている株なんてなかなか手を出せるものではない。すくなくとも私は怖くて変えない。
まあ安い値段で、一般投資家が買いやすいということもあるのだろうが、今の個人投資家ブームとあいまって、いろいろな人がライブドアの株を買っていたのではないかと思う。でも、それは致し方ない。株ってそういうものなのだ。
このまま買い手が付かないまま、どんどん値が下がり続けていくだろう。暖かく見守ってあげましょう、なんって口が裂けてもいえないが、もしも売れたらラッキーですね、というくらいの感覚で処理しないと神経が疲れてしまうことは間違いない。
もうちょっと書きたいこともあるのだが今日のところはこれまで。
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