というわけで、本日は『シゴタノ!手帳術』の発売日です。
シゴタノ!手帳術 |
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倉下 忠憲 北 真也 大橋 悦夫
東洋経済新報社 2012-03-30 |
これで5冊目となりました。
なんだかんだ言いながら、こうして本を出し続けられているのも、読者の皆さんのおかげです。ありがとうございます。
昨日紹介した記事では、Amazonランキング14144位でしたが、先ほどチェックしたら902位。なんと3桁。驚きです。実は昨日の夜中には一時600位台にまで上っていました。何がなにやら、という感じです。
概要
今回の本なんですが、ベース部分は以前北さんと二人で書いた電子書籍がベースになっています。それを加筆修正したのが本書。なので、その電子書籍をご購入いただいた方は、2,3章分のボリュームは見たことある内容になっていると思います。あしからず。
章立ては以下の通りです。
1 クラウド時代の手帳との付き合い方
2 毎日が楽しくなるほぼ日手帳の魅力とは?
3 目指す未来へナビゲートする、フランクリン式ほぼ日手帳術
4 自分の「記録」を蓄積する、ライフログ式手帳術
5 手帳の機能を(補完+拡張)するクラウドツールたち
この界隈のブロガーの中でも比較的長文を書いてしまうタイプの二人なので、企画案の段階で盛り込みすぎてしまい、本にまとめあげる段階で、ゴリゴリと削ってしまった部分もたくさん出てきました。
なにせ『Evernote「超」知的生産術』とか『新時代のワークスタイル クラウド「超」活用術』とかを書いている著者二人の共作です。その盛り込み具合は、推して知るべし、といったところでしょうか。
まあ、「現代の手帳」というものに真正面からぶつかれば200〜300ページではとても足りないので、この辺は仕方ないのかもしれません。
とりあえず、北さんの担当された章は濃厚、とだけは書いておきましょう。
シゴタノ!って何やねん
本書のタイトルにある、「シゴタノ!」は、もちろん「シゴタノ!」というブログからいただいております。
この「シゴタノ!」は「仕事を楽しくする研究日誌」の略ですね。
で、このシゴタノ!と手帳術がどのように結び付くのか。
は、本書「はじめに」をご覧くださいませ。
※「シゴタノ!手帳術」のランディングページ
二つの対比
本書では著者二人の手帳の使い方が紹介されています。この対比が本書のポイントと呼べるかもしれません。
ようは、手帳の使い方の絶対解を提示しているのではないよ、ということです。なにせ使い方が二つあるのですから、「絶対解」なわけがありません。
基本的にこれまでの手帳術の本は、著者一人の手帳の使い方の紹介か、あるいはできるだけ汎用性を持たせた「手帳術」の紹介のどちらかでした。これらはもちろん、たいへん「参考」になります。
ただ、これを「参考」ではなく、絶対的な解として捉えてしまうとややこしい事態に陥ります。
現代の手帳の使い方は、それぞれの仕事の進め方に応じてアレンジされています。皆が画一的な職場で働いていない以上、当然のことでしょう。本書の著者二人も、会社員とフリーラインスという異なった立ち位置に立っています。そして、それぞれに応じて、手帳の使い方を組み上げています。
唯一の絶対解を求めるのではなく、自分なりの手帳の使い方を構築していくことこそが重要です。そこをはき違えると、「就活必勝法」通りの受け答えしかできないシューカツ生のようになってしまいます。
あくまで、自分なりの手帳術を作り上げる参考情報としてご覧ください。もちろん土台となるような、基本的な考え方を押さえられるようには書いています。このあたりは『ハイブリッド手帳術』も同様です。
あと、二人の文章の書き方における「対比」もあります。『冷静と情熱のあいだ』という小説がありましたが、青アイコンと赤アイコンの二人のテイストの違いもお楽しみの一つです。まあ、本当は文体を統一した方が「本」らしいんでしょうが、言葉遣いでどっちが書いたのかがよくわかると思います。
はじめての共著
以前の電子書籍は、二人がそれぞれにコンテンツを書いて、それをくっつけた、という作り方でしたが、今回は一つの本を共同作業で作りました。本全体の構成を二人で考えた、ということです。
こういう共著らしい書き方をしたのは初めての体験で__いろいろ難しい部分もありましたが__新しい発見がありました。やはり一人で考えるのと、二人以上で考えるのには何かしら違いがありますね。どちらが良い、というわけではありませんが、確かな違いは感じられます。
自分一人では出せないものもきっとあるでしょうから、また、共著もチャレンジしてみたいところです。
献本PR
話は変わって、献本PR。
本を出す度に、メディアマーカーさんで献本しようとして、まっさきに中の人に献本出されてしまうというパターンを繰り返していますが、本書も同様の軌跡をたどりました。
お金出してまで読む気はないけど、ちょっと気になるという方は、献本PRにご応募ください。たぶん二週連続になるかと思いますので、外れたかたも続けてチェックされるとよいかと思います。
さいごに
発売記念というかなんというかで、来週から、少し「手帳」について書いてみたいと思います。TIPSよりも「手帳論」的な内容になるかもしれません。
これを書いている時点でAmazonさんが品切れになっているので、どこかの書店で見かけた方は、@rashita2にでも「ここで発見したよ〜」とツイートくださればありがたいです。
※13:30に品切れは解消されました。
私もこれから本屋巡りに行ってきます。
手帳術を発信されている方への お知らせ。
今ある手帳の記入方式と週間予定表が99%違う整然手帳が登場しています。類似品は無い。手帳のあり方が大変化。時間目盛りが無い。予定内容はいっぱい書けるからラベルは減る。全1行が1予定の占有スペース。細かく書いた予定は縦一列に整列します。過去週の全予定はすぐ一覧できます。年に記入した1000以上の予定が逐次参照可能です・・「整然手帳」はamazon取扱い。一度ご覧ください。 By 整然手帳の shonantecho.com