4月2日にちょっと思うこと

4月2日。多くの企業で入社式が実施されました。新社会人の登場です。Hello,Social!

たくさんの戸惑うに出会うことでしょう。仕事のルールや、人間関係の在り方、プロフェッショナルであるということ・・・今までとはまったく違う世界が広がっているかもしれません。でも、それがこれからのフィールドです。そのフィールド内での、自分の役割や立ち位置をしっかり見極めて、自分がなすべきと感じたことをやるしかありません。

ただ、一つ言っておきたいのはフィールドは決して一つではない、ということです。

いつでも盤上から降りて、別のゲームが繰り広げられている盤に移動できます。バカラが肌に合わなければ、スロットマシーンに移動してもよいでしょう。それがダメなら、ブラックジャックでカウントにチャレンジしてみる手もあります。なんだったらカジノのオーナーを目指してもよいでしょう。華麗にカードを配るディーラーにあこがれを感じてもおかしくありません。

なんにせよ、そのゲームをしているときは、プレイに集中したほうが良い、ということだけは言えます。逆に言えば、プレイに集中できないゲームはさっさと変えた方が良い、ということでもあります。

適切なゲームとは

「じゃあ、自分に合うのはどのゲームだろう・・・」と悶々と考えても仕方ありません。好奇心の赴くままに、あるいは突然訪れる機会に流されるままに、いろいろ試してみるしかないのです。

「この鉛筆でどんな線が描けるのだろう」と考えるよりも、目の前にある紙に実際に書いてみるのが一番です。ただ、紙質によって描き出される線は変わってきます。ペンの価値はペンだけで決まるものではなく、そのインクを乗せる紙との相性で決まります。

価値とは、認識されるものであり、見出されるものです。

一つのことば

『仕事は楽しいかね?』に登場するマックス翁の「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」という言葉。これは是非とも覚えてもらいたい心がけです。

みなさんゲームを始めるときは気楽にスタートボタンを押しますが、一度始まってしまえば、ぐぐっとそのゲームの世界にのめり込みます。少しでもタイムを縮めたり、高得点を狙ったり、ミスを減らしたり、ランクを上げたりと、さまざまな創意工夫がゲームの世界につぎ込まれます。でも、一つのゲームが終われば、また別のゲームに移り変わり、その中でもまた新しい創意工夫が繰り広げられます。

「遊び感覚」というのは、手を抜いて何かをするということを意味しません。むしろ人は遊びにこそ自分のポテンシャルをつぎ込むことの方が多いのではないでしょうか。

「仕事感覚」は課せられた義務感が付きまといます。それとともに、「これさえやっておけばそれで十分」というリミットも生み出します。一つの成果から逆算して、クリティカルなタスクを見出し、それを期限内にクリアする。非常に分かりやすい方法です。この手法で対処できる「仕事」はたくさんあり、知っておいて損はありません。

ただ、そうではない仕事もあります。それに人生も同様です。

誰も演じたことのない舞台では、「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」ことが必要になってきます。

さいごに

私は「新卒で入社」という経験がないので、「新社会人」がどういう気分なのかを具体的に知ることはできません。ただ、昨今の就職事情や日本経済の動向をチェックしていれば、気楽ではいられないだろうな、というぐらいは推測できます。

ただ、働き始めて、一ヶ月間生活できる給料を手にしたときの気分は今でも覚えています。それは「扶養からの卒業」と、「不断の警戒は自由の代償」という二つの感覚が微妙に入り交じったものでした。

結局それ以降、「社会人的レール」に一度も乗らないまま14年ぐらいが経過しました。特別な才能はありませんが、「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」ということはやってきたように思います。わりとそういう人生も(可能性として)ありなんだよ、ということをこれからも言い続けていきたい所存です。

▼こんなエントリーも:
希望が与えられなくなった社会で個として生きていくということ 「奇妙な国日本で、これから社会人になる人達へ:ASSIOMA:ITmedia オルタナティブ・ブログ」を読んで(R-style待合所)

▼こんな一冊も:

仕事は楽しいかね?
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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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