かなり久々な感じの更新である。
まだ、嵐の真っ只中にいるが、とりあえず目の中に入った感じなので若干ゆとりは感じられる。
姫路ホームレス焼死:少年4人に逮捕状 殺人容疑などで
兵庫県姫路市内の橋の下で野宿生活をしていた雨堤(あまづつみ)誠さん(当時60歳)が火炎瓶を投げ付けられて焼死した事件で、県警捜査1課と姫路署は14日、恐喝容疑で逮捕していた無職少年2人(いずれも16歳)と、中学3年(15)、高校3年(18)の計4人について、殺人と火炎びん処罰法違反容疑で逮捕状を取った。この事件の約2カ月前から、少年グループが事件のあった橋の下で暮らす5~6人の野宿生活者に嫌がらせを繰り返し、雨堤さん以外の野宿者にも火炎瓶を投げつけていたことも判明。県警はこうした行為への関与についても4人を追及する。
あまり詳しくニュースはおっていないが、記事をざっと読むだけでもちょっと悲しい気持ちになってくる。
彼らが直接的な殺意を持っていたのかどうかはわからない。もしかしたら、はじめはそれほどたいしたことをするつもりはなかったのかもしれない。しかし、少年が4人も集まれば、どのような行為でも徐々にエスカレートしていくものである。
そういった中で、引き返すことができなかったのかもしれない。
しかし、そういった行為をすれば、どういった結果が待っているか、ということを誰一人として考えることができなかったのであろうか。あるいは考えることができたとしても、うまく仲間を引き止めることができなかったのかもしれない。
「もうこんなことをやめようぜ」などといえば、仲間はずれにされてしまうと感じていたのかもしれない。
そういうのは、本当の意味で仲間とは呼べないものだ。
想像力の欠如にしろ、信頼感のなさにしろ、こういう少年たちがこういったことをしてしまうというのは悲しいことである。
大人たちがうまく生きていないことの影響が子どもたちにも出ている、そんなふうに感じてしまう。
しかし、そう感じたところでやはりこの少年たちは、自分たちの行動に見合った責任を負うべきである。そうすることが社会的にも求められるべきであると私は思う。そうでなければ親がその責を代りに負うべきであろう。
まあ、責任は誰にあるか、というようなことよりも、こういった少年たちを少しでも減らしていくにはどうしたらいいのか。彼らには一体何が多すぎるのか(あるいは少なすぎるのか)をきちんと考えていかなければいけないように思う。
日本人て1人なら冷静な判断できるんですが、仲間がいるとどうも引きずられやすい傾向ありますよね。
やりすぎるって奴ですね。
しかしこの事件の根底には、少年達の心の歪みが一番問題ですね。
人を人と思わない感覚、想像力の欠如
>梟の目さん
想像力の欠如というのは結構大きな問題だと思います。単純に教育の問題に帰着させて良いかはわかりませんが、ある程度今の教育が抱えている問題を象徴しているように思えます。もちろん過去にも似たような事件はあるんでしょうが、やはりこういう事件は気になります。