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国と国民の資産の引き算

Posted on 2006 年 3 月 30 日 by Rashita

「国の借金」初の800兆円超、国民1人当たり636万円・昨年12月末

財務省は24日、国債、借入金などを合計した「国の借金」が2005年12月末時点で813兆1830億円になったと発表した。昨年9月末に比べ1.8%増え、初めて800兆円を超えた。国民1人当たりの借金は約636万円となる。国と地方を合わせた借金は重複分を除いて3月末に1000兆円を超える見通しだ。

これと、

個人金融資産:1500兆円初の大台突破 日銀統計

昨年末の個人金融資産の残高が初めて1500兆円を突破して1508兆円に達し、79年の調査開始以来、最高になったことが24日、日銀の統計で明らかになった。04年末の1433兆円より約75兆円、5.2%増えた。株価急騰を受け株式が48%増の118兆円と大きく伸び、バブル期を抜いて過去最高だった。

これを引き算すると、全然余裕の黒字です。楽勝ですね。

まあ、そんなに単純なものではないとしても、一応日本の借金は今のところ日本国内で完結しています。国債は日本市場で完結しているわけです。
アメリカの債権も大量に引き受けているので、実質的に「お金持ち」であることは確かです。

「だからそんなに真剣に憂う必要は無い」というのはちょっと楽観的過ぎるでしょう。
もちろん、国債を完済する必要はありません。しかし、借金が借金を呼ぶ体質を改善できなければ、
1.財政支出の自由度が減る
2・国際的な評価が下がる
という二つの点で問題が生じる可能性が出てきます。

1なんかは借金地獄に苦しむ債務者の姿そのものですね。
お金を返すためにお金を借り続け、金利分でその規模は大きくなる。お金を駆り続けていられる間は何とか持ちこたえられるが、もしも・・・。
そうでなくとも、増え続ける借金のおかげで、「縮小」型の予算を組まざる得ない、という状況は現在でも存在しているわけであります。

2については、もちろん諸外国の出方しだいで、いちいち憶測を立ててもしょうがないかもしれません。日本国債の評価だけでなく、日本そのものの国際的な立場が(今以上)に危なくなってくるかもしれません。すくなくとも、軍事力もなく、自国の経済もコントロールできない国に国際的な役割はあまりまわってこないかもしれません。

今のところ日本の株式市場も上昇気味ですが、海外の投資家は売り時とみれば、ばっさりと切ってくるでしょうし、そうなってくるとどこまで国内で支えきれるのか。
アジアの通貨危機というのは記憶に新しいところです、日本が同じようにならないとしても(アメリカが協力すれば大丈夫でしょう、きっと)、基本的な危機感というのをもってほしいものです。政府や官僚だけでなく。

2 thoughts on “国と国民の資産の引き算”

  1. 梟の目 より:
    2006 年 4 月 1 日 12:31 AM

    >これを引き算すると、全然余裕の黒字です。楽勝ですね。

    日本のお偉いさんはそんな感覚だから、いつまで経っても放漫経営体質が変わらないんですよね。
    ないほうがいいに決まっているのに・・・・・・

  2. Rashita より:
    2006 年 4 月 1 日 6:37 PM

    >梟の目さん
    こういう感覚は一度身に着けてしまうとなかなか直らないと思います。
    基本的な制度と世代交代が行なわれない限りは、どうしようもないでしょうね。

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