以前紹介したEvernote投稿用アプリのEverGear。何回かのアップデートを経て、使い勝手が向上しています。
EverGear – 万能投稿ツール 1.3.0(¥350)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Lakesoft – Hiroshi Hashiguchi(サイズ: 3.9 MB)
「てんこ盛りのEvernoteインプットアプリ『EverGear』」のエントリーでかなり好き勝手に個人的要望を書いたんですが、見事に実現されています。感服です。
6月15日のアップデートで追加されたのが以下の機能。
・Text Expander に対応しました(デフォルト:OFF、要インストール)
・ATOK Pad に対応しました(デフォルト:ON、要インストール)
・下書き一覧表にノート本文の行数が表示されるようになりました
・下書きを選択した時に即テキストの編集に入るモードを追加しました(デフォルト:OFF)
・テキスト編集画面の左上から削除ボタンを無くしました
・URLスキーム連携でひな形を指定できるようになりました(ひな形右スライドメニュー「URLコピー」利用)
・Evernoteに投稿されたノート下のクレジット表示が無くなりました
・Evernoteに投稿された1行目を本文に含めるか選択できるようになりました(デフォルト:OFF)
・カメラの上下左右の向き判定ロジックを調整しました(iPhone 4/4Sのみ)
「Text Expander対応」など心惹かれる人もいるのではないでしょうか。
今回は、これまでのアップデートで個人的に「おぉ!」と思った点を書いておきます。
起動時即編集
「設定」→「その他」で「起動時即編集」のオン・オフが選べます。
これをオンにしておけば、アプリを立ち上げたとき、すぐにメモの入力画面が出てきます。その他のEvernote系メモアプリと同じ挙動ですね。
これが個人的に一番ありがたい改良でした。
メモを入力したいと思った時は、できるだけすぐに入力したいので、ボタン一つの介入が入るだけでも煩わしく感じてしまうのです。これで安心してメモアプリとして使うことができそうです。
クレジット表示
上で紹介したエントリーに書いたんですが、これまでEverGearで作成したノートに付け加えられていたクレジット表記が無くなりました。
以前作成したノートだとこんな感じ。
これが、
こうなりました。すっきりですね。違和感は全然ありません。
ただ、これで「EverGearで作ったノート」を検索する手がかりが一つ失われてしまったので__そういう検索にどれぐらいニーズがあるのかわかりませんが__ノートを保存するときにEverGearタグを付ける・付けないのオプションがあると良いかもしれません。もう一度書きますが、そういうニーズがあるのかないのかは地平線の彼方に置き去りにしたアイデアです。
セルの写真バックグラウンド
これは、画面を見てもらうのが一番早いでしょう。
下書きのリストのセルにうっすらと(透明度40%ぐらいで)、そのノートに貼付されている写真が背景画像として表示されています。これなかなかクールですね。邪魔しない程度に、写真が何か判別できます。
ちなみに、「設定」→「その他」の「背景にサムネイルを描画」をオンにしておくと上のようになります。オフだとこんな感じ。
Evernote標準クライアントのように写真のスペースを確保してきちんと表示させる方法もなかなか良いのですが、こうして控えめに表示されるのもよいですね。別に下書きリストはビューアーではないので十分機能すると思います。この辺は好みの問題でしょうか。
さいごに
前のエントリーにも書きましたが、テキストメモあり、写真ありと本当にてんこ盛りなEvernoteアプリです。細かいアップデートも行われているので、今後が非常に楽しみでもあります。
現状は「Dock入り継続」な感じ。ただ、もし機能が増えすぎて起動が遅くなるようであれば、メモアプリの座は取って代わられてしまうことでしょう。個人的にその点が最重注目ポイントです。
編集後記:
わりとどうでもいいことで、アプリの内容と全然関係ありませんが、「EverGear」のiTunesページにあるスクリーンショットが情報詰まっていすぎて見にくい感じがあります。
たとえば、この写真。
おそらく加工にMacのSkitch使われていると思うのですが、
こういう感じにすると多少マシかもしれません。まあ、本当にどうでもいいことなんですが。
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