漫画「バーテンダー」を読み返していたら、「編集者マグナカルタ九章」というものに出くわした。以前読んだときはそれほど気にならなかったのだが、今回はなぜかググッときてしまった。
「編集者」とあるが、物書きでも、ブロガーでもきっと何かしら得ることがある気がする。
というわけでシェアしてみよう。
編集者マグナカルタ九章
1 読め
2 耳をたてろ
3 目を開いたまま眠れ
4 右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ
5 トラブルを歓迎しろ
6 遊べ
7 飲め
8 抱け、抱かれろ
9 森羅万象に多情多恨たれ
補遺一つ。女に泣かされろ
これに解説を入れるのは野暮というものだろう。
個人的には
「右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ」
「トラブルを歓迎しろ」
が、グッポイント(ぐっときたポイント)だ。
「右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ」
無茶を言う。でも、確かにそうなのだ。「右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ」。この両方ができないといけない。心のメモ帳の最初のページに書き留めておこう。もちろん、物質的存在としてのノートにもきちんと書き留めておくが。
ちなみに、これは『プレイボーイ』編集者だった島地勝彦氏が、作家の開高健氏にもらったものだそうだ。開高健は<かいこう たけし>と読む。知らない人はウィキってみるとよろし。
▼こんな一冊も:
バーテンダー 1 (ジャンプ・コミックスデラックス) |
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![]() |
長友 健篩 城 アラキ
集英社 2004-12-03 |
水の上を歩く?―酒場でジョーク十番勝負 |
|
開高 健 島地 勝彦
阪急コミュニケーションズ 1989-03 |
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