7-本の紹介

【書評】『[整理・勉強・手帳・ノート]の100円ショップ文具術』(文房具朝食会, 多田 健次)

率直に言って、私はケチな方である。

いや、正確な表現ではないかもしれない。「なるべくなら、お金をかけない方法で問題を解決したい」、そういう思いが強いということだ。やっぱりケチなんじゃん。

さて、文具好きでケチ属性が付属してくると、100円ショップというのはまさにパラダイスのような場所である。さまざまな文具が、驚きの値段(まあ、100均と分かっているので驚かないが)で手に入る。

本書は、そういう100円ショップで手に入る文房具を「サポートツール」として使おう、と提唱している一冊である。

[整理・勉強・手帳・ノート]の100円ショップ文具術
[整理・勉強・手帳・ノート]の100円ショップ文具術 文房具朝食会 多田 健次

ダイヤモンド社 2012-07-27
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※出版社さまより献本いただきました。ありがとうございます。

サポートツールとは何か

サポートツールとは、メインのツールを補助するツール、ということだ。

今の日本では「機能文具」「進化系文具」などがたくさん出ている。そういうツールとガチで戦えるほどの力は100円ショップ文房具にはない。その代わり、それらのツールと組み合わせて使うことで力を発揮することができる。著者らはそう主張している。

「はじめに」にはこうある。

商品そのものに価値があるというよりは、今使っているツールをさらに使いやすくしたり、楽しさを倍増させたりするために、「自分らしさ」を加える「サポートツール」であると言えます。

別段100円ショップの文房具以外でも、こうした「サポートツール」に位置づけられるものはあるだろう。

ポイントは、やはり100円(税別)という点だ。「とりあえず、買ってみるか」と軽い気持ちでいろいろ試してみることができる。そして「自分らしさ」を加えるカスタマイズはいろいろ試してみることが必須であるように思う。だって、初めから「自分にフィットする形」を把握している人なんて一人もいないのだから。

一点付け加えたいのは、たとえばダイソーブランドの「ダイスキン」など、メインとして表舞台に立てるツールも100円ショップには登場してきている、という点だ。100円ショップ好きとしてはこの辺に期待が高まっている。もちろん著者らはそれについても把握した上で、本書では「どのようにしてサポートツールとして活用するか」に絞って話を進めている。
※ダイスキンについてはこちら

このあたりに好みの分かれ目が出てきそうだが、文房具好きならばわりと楽しめるのではないだろうか。

私と100円ショップ

たとえば、先日紹介した「ブレストの七つ道具」。いろいろなツールが入っているが、この箱そのものは100円ショップで購入した。こういう箱は案外手に入りにくいのだ。デザインセンス的に物足りない要素があったとしても、箱としての機能は十分にこなしてくれている。
「ブレスト用七つ道具ボックス」参照

あるいは「情報カード」。ブレスト用にはLIFEの情報カードを使っているが、実はダイソーの情報カードも使っている。

これは普段持ち歩いているメモ帳だが、

この後ろに数枚の情報カードを忍ばせている。カラーのカードだ。

これが案外重宝するのだ。

たとえば他人に渡すメモ。メモ帳のページをペリペリとちぎり取ることも出来るのだが、どうしても不細工になってしまう。こうして情報カードを仕込んでおけばページを破ることも、新しい紙を探し回ることも必要ない。実に、簡単に対応できる。

あるいは、「拡張スペース」としての使い方もできる。メモ帳の見開き2ページでも書き足りないことが出てきたら、情報カードを使い、そこに存分に書き込む。後はそのページにはさんでおき、後でiPhoneのカメラで撮影すればよい。これまた簡単だ。

こうした使い方も、「組み合わせ」的な使い方と言えるだろう。陳腐な表現だが、こういうのはちょっとしたアイデア次第でいくらでも使い方を考えられるものなのだ。本書を読んでいると、そういうアイデアがさまざまに刺激されてくる。

さいごに

個人的には第三章で紹介されている「ジャバラ式ノート」が気になった。

パラパラと引き出して、全体を一覧できるノートらしい。たとえば自分が関わっているプロジェクトを俯瞰するような使い方ができるかもしれない。この辺は実際に手にしてみないことには何とも言えない。もちろんここでも「とりあえず、買ってみるか」は有効に機能するだろう。

もし、あなたが文房具好きで、なおかつ100円ショップに足を踏み入れたことがないのならば、ぜひ一度足を運んでみることをオススメする。意外な発見と、ちょっとしたアイデアに遭遇できるかもしれない。

▼こんな一冊も:

Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)
Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術) 倉下 忠憲

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