Evernoteのノートの整理を自動でやってくれるアプリ。
AutoEver – Evernoteでのルーチンワークがシンプルに 1.0.0(¥250)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Shamrock Records, Inc. – Shamrock Records, Inc.(サイズ: 1.6 MB)
自動といっても、予め自分が設定した様式に沿って、ということですが。
これがなかなか面白いです。
アプリの導入情報については、
起動後ワンタップで Evernote内のノートを自動で移動できる AutoEver が遂にリリース(Punksteady)
を参照ください。
概要
簡単に画面紹介。
設定したプリセット。
プリセットの設定画面。
ようは、
- あるノートブックに存在している
- 特定の条件を満たすノートを
- タグ付けを経て
- 別のノートブックに移動する
アプリです。
基本的には、自分が手動で行っているノートの整理をアルゴリズム化し、ワンタップで実行できるようにする、と考えておけばよいでしょう。
主な用途とアルゴリズム
いくつかの用途が考えられますが、まっさきに思いつくのは「inbox」の整理。一日一回、一週間に一回など周期はさまざまでしょうが、inboxの整理には似たような手順でノートを整理する場合が出てきます。それを自動化してしまえば、多少作業時間の軽減になりますね。
※inboxについてはこちら
私の場合は、全てのノートを一度「inbox」に入れるようにしているのですが、たとえば「ツイエバ」で送られてくるノートは、ほぼそのまま「lifelog」のノートブックに移動させるので、
対象:「inbox」
検索ワード:「のツイート履歴」(タイトル文末)
移動先:「Lifelog」
というプリセットを作っておけば、3日分ぐらいinboxの整理が出来なかったときでも、「えいっ!」と軽やかに整理を進めることができます。
当然、このプリセットを作成する場合、「自分はどんな風にノートを整理しているだろうか」と一度振り返り、それを条件に落とし込んでいくことになります。この作業がアルゴリズムを作っている感覚に似ているんですね。というか、事実アルゴリズムを作っていると表現してもよいでしょう。この作業自体がなかなか面白いんですね。
現状の要望
ざっと使ってみた段階での、「こうだったらいいのにな」というのも書いておきましょう。
一つは「条件」に関すること。
現状、条件タイプには「検索ワード」「タグ」「種別」の3つが選択でき、さらにこれを組み合わせることができます。
で気になるのが「検索ワード」。条件を追加していけば複数の「検索ワード」を対象にできるのですが、これらは「And」で処理されているようです。個人的には「Or」が欲しいところ。これができればプリセットの数をググンと減らすことができそうです。
次に、移動先のノートブック。これはまあいろいろ事情があることは十分承知しますが、対象のノートブックと移動先のノートブックは同一の指定ができると用途が広がります。そのアップデートがあるなら、アプリが値上げになっても個人的には不満はありません。
※この機能は、優先順位的には一番下、または検討の余地なし、かもしれないことは十分理解できます。
最後がアクション。現状「ノートブックの移動」と「タグ付け」がノートに対して行えるアクションです。
これに「チェックボックス+テキスト」の追加なんかもできると大変便利でしょう。えっ?自分で作れ?ですよね。
さいごに
定期的にノートにタグを付けて、ノートブックの移動を行っている人が使うためのアプリです。その意味で、「上級者向け」と言えるかもしれません。
個人的にアプリのアイコンカラーが青なのでなかなか気に入っております。
▼こんな一冊も:
Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術) |
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倉下 忠憲
技術評論社 2012-06-30 |
EVERNOTE「超」知的生産術 |
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![]() |
倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2011-02-26 |
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