【書評】ほぼ日手帳 公式ガイドブック2013(ほぼ日刊イトイ新聞)

9月1日に発売が迫ってきているほぼ日手帳2013の公式ガイドブック。2011年から毎年ズルズルと購入し続けている。今年は例年と少しサイズが違い、書店で発見するに苦労した。

ほぼ日手帳 公式ガイドブック2013 ほぼ日手帳と、その世界。
ほぼ日手帳 公式ガイドブック2013 ほぼ日手帳と、その世界。 ほぼ日刊イトイ新聞

マガジンハウス 2012-08-27
売り上げランキング : 58

Amazonで詳しく見る by G-Tools

大まかな構成はこれまで通り。

新しいカバーに関するストーリー、30人19通りのユースケース、そしてほぼ日手帳2013のカタログが一冊にまとめられている。

ほぼ日の世界

最初のコーナーでは、英語版ほぼ日やこだわりの皮カバー、タータンやジッパーズなど、「変わり種」のカバーについてのお話が紹介されている。こういうストーリーを前に出してくるのがほぼ日スタイルだ。

個人的には英語版のほぼ日がすごく気になっている。開発を担当されたというソニアさんの次の言葉が印象的深い。

(前略)日本の「手帳」って、予定管理ツールでもダイアリーでもない、日本ならではの文化ですよね。海外の人が予定を確認するときにだけ取り出してチェックするようなものではなく、もっと生活に密着している感じで。

私は海外の文化事情にはまるで詳しくないので、日本の手帳と海外のそれに類するものとの差はわからない。しかし、日本の手帳には確かに上のような感覚はあると思う。

英語版の発売で、日本の「手帳」文化が輸出されるのかどうかはわからないが、表紙に「手帳」と漢字で書かれた、しかし内容はすべて英語の新しいほぼ日手帳を少し使ってみたい気がしている。

ユースケース

次のコーナーでは、ユーザーの使用例が紹介されている。これもお馴染みだ。

今回は30人19のユースケースが紹介されている。ぱらぱらと眺めて、まず目に付いたのが「女性ユーザーの多さ」だ。そういえば以前ほぼ日手帳の発表会に足を運んだときも女性の姿がよく目に付いた。このことから取り立てて何かを主張するつもりはないが、これが何かを表していることは間違いない。

いくつかの使用例で面白かったのは、「お店ノート」としてカズンを使っているという方。常連さん情報の共有はたいへん有効だと思う。また、蓄積された書き込みが一種の「虎の巻」的に機能する点も良い。記録の蓄積のメリットである。

もう一つ気になった事例としては、WEEKSを使われている中学校の先生の使い方が面白かった。普段はWEEKSを持ち歩き書き込みをする。必要なデータはスマートフォンで撮影し、Evernoteに保存してタグ付けして保存。見事なハイブリッドだ。こういう自然体な感じで始めると続けやすいだろうと思う。複雑なことはやりながら改善していけばいい。

カバーと本体のお話

最後が、商品カタログ的なコーナー。特に解説は必要ないだろう。

現状私が気になっているのは、カズンの「Holyrood Diamond」。何もなければこれを購入するはずだ。

ただ、先ほども書いたとおり英語版のHobonichi Plannerも気になっている。基本的にカズン使いだが、一年ぐらいはオリジナルサイズに逆戻りしてもいいかもしれない。その場合は、週間予定を立てるために、「ほぼ日の週間手帳」も合わせて買う必要がある。

なかなか難しい。婚姻届に判を押すほどではないが、手帳使いとしては悩みどころである。

さいごに

一番最後に、あとがき的な文章を糸井さんが書いておられる。タイトルは

名付けようのないものをすくい上げる
いちばん目の粗い網として、<ほぼ日手帳>はあります。

だ。

世の中にはあらかじめ名前を与えて、そこにポコポコと当てはめていくだけのものが多い。何しろ楽だし、効率的だ。でも、それにこだわりすぎると、すくい取れないものが出てきてしまう。もちろん、そんなものは必要ないと言い切ってしまうこともできる。あるいは、もしかしたらそういうのが豊かさなのかもしれないね、と暖かいお茶を飲むこともできる。

そんなこんなで、僕は毎年のようにほぼ日手帳を使っているわけだ。

▼こんな一冊も:

Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)
Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術) 倉下 忠憲

技術評論社 2012-06-30
売り上げランキング : 15954

Amazonで詳しく見る by G-Tools

クラウド時代のハイブリッド手帳術
クラウド時代のハイブリッド手帳術 倉下忠憲

シーアンドアール研究所 2011-09-23
売り上げランキング : 64975

Amazonで詳しく見る by G-Tools

コメントを残す