9月8日、大阪で開かれた、「Evernoteオールインワンガイド」発売記念イベントに参加してきました。
内容的には、
- いしたにまさきさん、コグレマサトさん、堀正岳さんのプレゼン
- 参加者有志のLT
の二本立て。
参加者有志のLTはなかなかクオリティが高く、個人的には楽しめました。
今回は、全体を通して考えたことなどを書いてみましょう。
所詮ツール、されどツール
「Evernoteは所詮ツール」
これはよく言われることですし、真実の一面を切り取っている言葉でもあります。
ただし、プレゼンの中で堀さんが取り上げられた、
金槌を持っていると、全てのものが釘に見える。
(When all you have is a hammer, everything looks like a nail.)
には注意を払っておく必要があるでしょう。
たとえば、ブロガーの皆さんだったら、次のような表現に置き換えられるかもしれません。
「ブログを運営していると、全ての出来事がネタに見える」
あるいは、
「カメラを持っていると、全てのものが被写体に見える」
というのでも構いません。
ツールを使い続けることで、何かが変化しているわけです。
Evernoteという「容れ物」が出来上がることで、私たちの認識が変化する。そういうこともありそうです。
「Evernoteを使っていると、さまざまな物事が記録対象になる」
あとは、その先に何が待っているか、という話ですが、今回は割愛。興味深いテーマです。
ユーザーの使用例
LT(ライトニングトーク)で発表されたのは、全部で6人。
それぞれ6人6通りの使い方を紹介されていました。仕事での使用事例が多かったような気がしますが、日常生活においての活用法を紹介された人もいました。
※『「Evernoteオールインワンガイド」発売記念イベント』で、LTというものをさせていただいてきました!
なんにせよ、こういう「使用事例」は、具体的で説得力があります。
Evernoteの良さを伝えるには、その機能からアプローチする方法もあれば、概論から取りかかる方法もあります。しかし、実際に使っている人の使い方を集めることほどわかりやすい方法はないでしょう。
たとえば、似たようなユーザーミーティングでLTをしてもらい、それを動画で保存して、TED風Evernoet事例サイトを作ってみるのも面白いかもしれません。
以前からアイデアだけはあるんですが、電子書籍のコンテンツとしても面白そうです。
ディープな使い方から、ライトな使い方まで、その総体を集めることで、初めて「Evernoteの使い方」が立体的に見えてくるのではないか、そんな気がしています。
さいごに
Evernoteユーザーの一人として、他の人の使い方、あるいはツールに対する考え方を聞けたことは非常に楽しめました。
どこかが場所とプロジェクターを気楽に貸してくれるなら、こういう集まりを定期的にやってみてもいいかなぁ〜、という気はしています。
▼こんな一冊も:
Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術) |
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倉下 忠憲
技術評論社 2012-06-30 |
EVERNOTE「超」知的生産術 |
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![]() |
倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2011-02-26 |
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