前回から、少し時間が空いてしまいましたが、まだこの連載は続いております。
今回は、簡単なアプリの連携を。
今のところScrivenerはiOSアプリが無いので、そのままの状態だとこのアプリに書いた原稿はMac内に閉じ込められてしまいます。
それをクラウド経由で、iPhoneとかiPadでも閲覧&編集できるようにしちゃうよ、という方法です。
Scrivener
カテゴリ: 仕事効率化, 教育
販売元: Literature & Latte – Literature & Latte Ltd
リリース日: 2011/07/06
まずはファイルに書き出し
やり方は複数ありそうですが、今回はDropboxを使った方法を。
まず、持ち出したいプロジェクトを開いた状態で、「File→Sync→with External Folder…」をぽちっとします。
すると、次のようなウィンドウが開きます。
「フォルダ名入れてよ」という欄があるので、ここでDropboxのフォルダを指定します。
あと下の方に、ファイル形式選択できる部分があるので、txtかrtfか好みで選択してください。私は断然txt派です。
すると、指定したフォルダ内に節ごとに分断されたファイルが生成されます。こんな感じ。
これで準備完了。
iPhoneで編集してみる
あとは、Dropboxと連携するテキストエディタアプリを起動するだけ。
私は「Textforce」を使っています。たぶん、「itext pro」とかでも同じようなことが出来るかと思います。
Dropboxテキスト編集 Textforce – (ブックマーク, 正規表現検索) 2.10.0(¥350)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Yutaka Yagiura – Yutaka Yagiura(サイズ: 2 MB)
iText Pad 1.3.4(¥250)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: LIGHT,WAY. – Michiaki Yamashita(サイズ: 10.4 MB)
ファイルをチェックしてみましょう。
一番最初のファイルを開いてみます。
適当に追記。
実に簡単ですね。
再びScrivenerへ
では、Scrivenerに戻ってみましょう。
「File→Sync→with External Folder Now」をぽちっと押してみると同期が開始され、
このように無事iPhoneで追記した部分が、こちらにも反映されました。実に実に簡単です。
さいごに
この機能を使えば、
- Scrivenerで全体の構想を練り、章立てを行い
- その形をDropboxのテキストファイルで書き出し
- iPhoneなりiPadなりで一つの節ごとを入力
- 文書の見直しや全体の修正は再びScrivenerで
といったことが可能です。
だいたい、Twitterで10回ほどつぶやけば、1000字ぐらいになるでしょう。一つの節を埋めるには十分です。ということは、iPhoneやiPadでも節レベルだけならば入力は可能ということです。
家でじっくり執筆、というのではなく、隙間時間にちょこちょこ追記したい、という方はこの方法を覚えておくとよいでしょう。
3 thoughts on “Scrivenerへの散歩道#009 クラウド経由でテキストファイルを持ち出す”