物書き生活と道具箱

365日の書斎:#12 書斎としてのBlog

前回の記事タイトルの中で、「書斎空間」という言葉を使いました。

改めて言うまでもなく、書斎は空間です。

では、その空間は何のために作るのでしょうか。「俺んち、でっかい書斎があるんだ!」と自慢するためでしょうか。もちろん、財力がはち切れんばかりに膨れあがっているなら、自慢のために書斎を作っても何ら問題はありません。しかし、多くの場合は違うはずです。

書斎を作るのは、そこで過ごすためです。

表現を変えれば、「書斎時間」を生み出すために書斎を作る、と言ってもよいでしょう。

書く時間、考える時間

さて、視点を変えてみましょう。

今こうして私が文章を書いている(あるいはあなたが読んでいる)、このブログ。これもネット上に位置する一つの空間とよんでもよいでしょう。物理的空間と性質は異なるものの、仮想的空間もまた一つの空間です。たとえそれがメタファーにすぎなくても、そこには何か近しいものが存在しています。

私がブログを書く時、「隙間時間にちょこちょこと書き足していく」というスタイルを取りません。

一時間なら一時間しっかりと時間を確保し、その時間ずっとテキストエディタに向かい合います。現実的な場所は、自宅かもしれませんし、カフェかもしれません。あるいはファミレスとか新幹線の中ということも考えられます。

しかし、その場所がどこであれ、集中して原稿を書いているその間、私の心はどこかに行っています。

外部からのインプットを断ち切り、お気に入りの音楽を背景にして、ある事柄についてじっくりと思索を進める。書きながら考え、考えながら書く。

それはつまり「書斎時間」を過ごしている、ということです。

さいごに

Blogは「アウトプットする場所」です。その場所は、仮想的な空間であるがゆえに、自由自在でもあります。

時に書斎の一部であったり、あるいは書斎の外に飛び出たり、はたまた他の書斎とのパイプラインになったりと、さまざまな立ち振る舞いを見せてくれます。

現代の「書斎」を考える上でBlogは欠かせないものです。
※もちろんWebサイトだって全然構わないわけですが。

ともかく、空間とそれが作り出す時間、そして人とのコラボレーション、このあたりは「書斎」における大きなトピックスとなってくるでしょう。

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