【書評】反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ)

不安定な状況に対処するには、どうすればいいだろう。まず思いつくのが、不安定さを無くしてしまう方法だ。安定さで押さえ込み、「安定的な状況」を作ってしまう。あるいは、不安定なままでもやっていける状況を作ってもいい。波の乗り方...

【書評】愛と怒りの行動経済学(エヤル・ヴィンター)

ときとして、私たちは感情を嫌う。「もっと合理的に生きていけたら」と願う。 では、ほんとうにミスター・スポックのようになったら、私たちの人生はより幸福度が増すのだろうか。あるいは、いつまで経っても食べる方を決められなかった...

【書評】勉強の哲学(千葉雅也)

たとえば、書店のビジネス書や自己啓発書の棚で本書を手に取ったら、ちょっとびっくりするんじゃないかと思う。 勉強の哲学 来たるべきバカのために posted with amazlet at 17.04.10 千葉 雅也 文...

【書評】質的社会調査の方法(岸 政彦, 石岡丈昇, 丸山里美)

ビッグデータの普及により、個人の立ち振る舞いがデータ化され、その行動が統計的に処理されるようになりつつあるわけだが、さすがにそれだけでは心許ない。 なにせビッグデータには、心情も物語も出てこない。そこでは人間を人間たらし...

【書評】立て直す力(ブレネー・ブラウン)

後悔しないで生きていくにはどうするか? 一切の内省を排除すればいい。感情をそぎ落とせば、あらゆる苦難から解放される。ばかばかしい答えかもしれないが、ある種のポジティブ教が言っているのはそういうことである。何もかもを肯定す...