本書は何なのか。 本書は大著である 本書は大著である。 まず物理的に大著である。書店で平置きされているよりも、棚差しの方がインパクトが強い本はそうない。ページ数も山盛りで、もちろん文字だくさんである。 しかし、それ以上に…
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『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』(瀧本哲史)
2012年の6月30日、東京大学の伊藤遮音ホールで行われた2時間の講義を書き起こした一冊。読んでいると二つの意味で心が熱くなる。 この状況は、再帰的に上下に適用される。つまり下面では、自分の行動(=タスク)をどのような言…
【書評】要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑(F太,小鳥遊)
拙著『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』は、「超」がついてしまう入門書だったわけですが、本書はピュアな入門書です。いわばタスク管理以前の人に向けた一冊になっています。 要領がよくないと思い込んでいる人のた…
【書評】『書くための名前のない技術 case 3 千葉雅也さん』(Tak.)
「書くための名前のない技術」シリーズの第三弾が発売されました。発売前に著者から献本ならぬ献epubを受けましたが、発売当日に即座に購入しました。なぜか。Amazonで買えばランキングが上がり、この本がより多くの人の目に止…
【書評】『仕事と自分を変える 「リスト」の魔法』(堀正岳)
本書の概要 ・リストについて書かれた本 ・仕事術から知的生産まで話題は広い ・私たちが「よく生きる」にはどうすればいいか? ・自己啓発や哲学の要素もある つまりこれがリストの力である。 仕事と自分を変える 「リスト」の…
【書評】『書くための名前のない技術 case 2 Marieさん』(Tak.)
case 1に続く「書くための名前のない技術」シリーズ第二弾。今回はMarieさんがインタビュイーである。 書くための名前のない技術 case 2 Marieさん posted with amazlet at 19.11…
【書評】『在野研究ビギナーズ』(荒木優太 編著)
2016年に『これからのエリック・ホッファーのために』という本を紹介した。独学の社会哲学者として名高いエリック・ホッファーを旗印にし、16人の在野研究者の在り方をあぶり出した本だ。 位置づけるとするならば、本書はその後続…
【書評】『書くための名前のない技術 case 1 佐々木正悟さん』
「文章を書くこと」に関するインタビュー。 書くための名前のない技術 case 1 佐々木正悟さん posted with amazlet at 19.07.08 Tak. (2019-06-29)売り上げランキング: …
【書評】『「超」AI整理法』(野口悠紀雄)
「超」整理法の野口悠紀雄先生による新刊ということで手にとってみた。 「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す posted with amazlet at 19.07.05 KADOKAWA (2019-06-29)…
【書評】『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ライダー・キャロル)
つまり、ノートは最高なのである。 バレットジャーナル 人生を変えるノート術 posted with amazlet at 19.04.22 ライダー・キャロル ダイヤモンド社 売り上げランキング: 89 Amazon.c…
【書評】『知ってるつもり 無知の科学』
あまりにも学ぶことが多い本である。 知ってるつもり 無知の科学 (早川書房) posted with amazlet at 19.01.29 早川書房 (2018-04-15)売り上げランキング: 4,981 Amazo…
【書評】『アナログの逆襲』(デイビッド・サックス)
2000年以降の社会の歩みは、間違いなく「デジタル化」だったと言えるだろう。その急速な発展は、これまでの人類史で類を見ないほどのスピードであった。 当然、その発展は線形に進むように思われる。気がつけば、あっという間にデジ…
書評『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
今すぐ、本書を手に取った方がいい。 FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 posted with amazlet at 19.01.16 日経BP社 (20…
【書評】『手帳と日本人』(舘神龍彦)
本書は「手帳論」である。しかも、ノウハウとしての手帳論ではなく、文化としての手帳論だ。 手帳と日本人―私たちはいつから予定を管理してきたか (NHK出版新書 570) posted with amazlet at 18….
【書評】『知的生活の設計』(堀正岳)
私の頭の中には、個人的な書籍カテゴリというのがあり、そのカテゴリの中では『知的生産の技術』『知的生活の方法』『考える技術・書く技術』などが同じカテゴリに収められている。1970年近辺に発売された新書群である。 判型は違う…