タグ: 書評

【書評】『エンジニアの知的生産術』(西尾泰和)

私は別にエンジニアというわけではないが、「知的生産術」と言われれば興味を持たないわけにはいかない。それに、著者のScrapboxは興味深く拝見していたので、まあ、間違いはないだろうとも予想していた。予想は間違っていなかっ…

【書評】発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術(借金玉)

読書歴を重ねてくると、面白い本をかぎ分ける嗅覚のようなものが備わってくる。本書の著者についてはまったく存じ上げなかったのだが、表紙を見た瞬間にピンと来た。そして電子書籍で発売日に即座に買った。 発達障害の僕が「食える人」…

【書評】アウトライン・プロセッシングLIFE(Tak.)

すべては、つながっている。おそらくそう言っていいだろう。 アウトライン・プロセッシングLIFE: アウトライナーで書く「生活」と「人生」 posted with amazlet at 18.06.30 (2018-06-…

【書評】『アルゴリズム思考術』ブライアン・クリスチャン& トム・グリフィス

最初に言っておくと、ライフハック的な分野に興味を持っている人なら、間違いなく何かしらアンテナに引っかかる本である。逆に、「根性で頑張る」「完全な解法をあなたに」的なものが好きならば、本書はお気に召さないだろう。 アルゴリ…

【書評】『問題解決大全』(読書猿)

まず最初に断っておくと、本書は大全である。 問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール posted with amazlet at 17.11.20 読書猿 フォレスト出版 (2017-11-19…

【書評】『ライフハック大全』(堀 正岳)

著者のメッセージはシンプルである。 「小さなことを繰り返すことで、大きな成果が得られる」 繰り返される小さなこと、つまり小さな習慣が人生を変える。むしろ、もっと強調して言ってもいいだろう。つまり、小さな習慣だけが人生を変…

【書評】謎床: 思考が発酵する編集術(松岡正剛 ×ドミニク・チェン)

松岡正剛とドミニク・チェンによる対談集。 謎床: 思考が発酵する編集術 posted with amazlet at 17.10.26 松岡 正剛 ドミニク チェン 晶文社 売り上げランキング: 14,650 Amazo…

【書評】『インターネットは自由を奪う』(アンドリュー・キーン)

インターネット存在に警句を告げる声は少なくない。また、その対象もさまざまである。ジャロン・ラニアーの『人間はガジェットではない』では、多様で複雑な人間存在がインターネットに(あるいはデジタル処理に)押し込まれてしまう点を…

【書評】反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ)

不安定な状況に対処するには、どうすればいいだろう。まず思いつくのが、不安定さを無くしてしまう方法だ。安定さで押さえ込み、「安定的な状況」を作ってしまう。あるいは、不安定なままでもやっていける状況を作ってもいい。波の乗り方…

【書評】みみずくは黄昏に飛びたつ(村上春樹、川上未映子)

川上未映子さんが訊いて、村上春樹が答える、という対談本。 みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子訊く/村上春樹語る― posted with amazlet at 17.05.13 新潮社 (2017-04-27)売り上げ…

【書評】ベストセラーコード(ジョディ・アーチャー&マシュー・ジョッカーズ)

文章を書く人、特に「売れたい!」と強く願っている文芸作家ならば、得るところが多いのではないか。 ベストセラーコード posted with amazlet at 17.05.02 日経BP社 (2017-03-24)売り…

【書評】愛と怒りの行動経済学(エヤル・ヴィンター)

ときとして、私たちは感情を嫌う。「もっと合理的に生きていけたら」と願う。 では、ほんとうにミスター・スポックのようになったら、私たちの人生はより幸福度が増すのだろうか。あるいは、いつまで経っても食べる方を決められなかった…

【書評】勉強の哲学(千葉雅也)

たとえば、書店のビジネス書や自己啓発書の棚で本書を手に取ったら、ちょっとびっくりするんじゃないかと思う。 勉強の哲学 来たるべきバカのために posted with amazlet at 17.04.10 千葉 雅也 文…

【書評】質的社会調査の方法(岸 政彦, 石岡丈昇, 丸山里美)

ビッグデータの普及により、個人の立ち振る舞いがデータ化され、その行動が統計的に処理されるようになりつつあるわけだが、さすがにそれだけでは心許ない。 なにせビッグデータには、心情も物語も出てこない。そこでは人間を人間たらし…

【書評】なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか(シェルドン・ソロモン、ジェフ・グリーンバーグ、トム・ピンジンスキー)

「恐怖管理理論」についての本。原題は『The Worm at the Core: On the Role of Death in Life』。私たちの心に住まう「虫」(バグ)がどのような振る舞いをするのか、それが3人の共…